「美術」から「知術」へ〜トランピズム時代のアート
再生時間:1時間49分
収録:2022年5月20日
Overview
世界に広がっている自国第一主義、ポピュリズム、移民排斥、アンチグローバル主義。「トランピズム時代のアートは、反トランピズムのアートが多くなるだろう」と小崎さんは語ります。この動画では、小崎哲哉さんとともに、現代史を振り返りながら「政治とアート」という大きなテーマを考えていきます。
戦後のアメリカでは、際立って価値観の対立が見られるようになりました。60年代以降は、さまざまな価値観が全面に出てくるようになり、政治的な論争のもとなっています。この流れは、アメリカ以外の国でも目立ち始めており、近年特に激しくなっています。そして、この対立の構造は現代アートにも反映されているのです。
優れたアーティストはアートを知らない人が見てもなにかを感じられるよう、多層的にレイヤーを積み上げています。芸術を通して、いろいろなタイプの表現に触れていく事こそが、我々の生活を豊かにしていく方法なのかもしれません。
*著作権保護期間(2023年7月現在)の画像はご紹介できません。作者にご協力をいただいた作品については画像をご紹介しています。予めご了承ください。
Andres Serrano / Danielle Siegelbaum / Desdemona Dallas / Chim↑Pom / Maurizio Cattelan
(敬称略、登場順)
Speaker
- 小崎哲哉(おざき・てつや) アートジャーナリスト、プロデューサー
カルチャーウェブマガジン『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都芸術大学大学院芸術研究科教授。同大大学院舞台芸術センター主任研究員。
1955年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、出版界に入る。89年、新潮社で文化情報誌『03 TOKYO Calling』の創刊に副編集長として携わる。2003年に和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊し、編集長を務めた。編著書に『百年の愚行』『続・百年の愚行』、著書に『現代アートとは何か』『現代アートを殺さないために』などがある。2019年にフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
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- Chapter
・政治とアート
・プロパガンダとしての美術展
・退廃芸術展
・文化戦争
・エイズの薬供給をめぐるデモ
・黄金の便器スキャンダル
・現代アートを楽しむために- 再生時間:再生時間:1時間49分
- 収録日:2022年5月20日
- 料金
- 500円(税込み)
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