ニューヨーク・メトロポリタン美術館(MET)で毎年5月に開催されるメットガラ(MET GALA)は、いまや世界的なポップカルチャー現象だ。そのため、このイベントが同館の服飾研究部門「コスチューム・インスティテュート」のための重要な資金調達イベントであることを、多くの人が忘れている、あるいは、そもそも知らないかもしれない。
同館の館長であるマックス・ホラインが5月4日朝(現地時間)に発表したところによると、昨年のイベントでは3100万ドル(約48億7000万円)が集まり、今年は4200万ドル(約66億円)を調達したという。一方で、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスと妻のローレン・サンチェス・ベゾスを名誉共同議長に任命したことは物議を醸しており、広範な抗議を招いている(2人はメットガラに1000万ドル、約16億円を寄付したと報じられている)。ガラは例年どおり、コスチューム・インスティテュートの春の展覧会の開幕に先立って開催される。「Costume Art」と題された今年の展覧会は、5月10日に一般公開される予定だ。
2026年のメットガラは、やや曖昧なドレスコード「Fashion is Art」のもとで幕を開けた(昨年のブラック・ダンディズムを称えるテーマと比べると、より具体性に欠けるものと言える)。例年同様、共同議長にはビヨンセ、ニコール・キッドマン、ビーナス・ウィリアムズ、そしてアナ・ウィンターが名を連ね、ファッション、スポーツ、映画、音楽の各分野から、評議委員会が構成されている。アート界からは、アーティストのアナ・ウェイアント、チャバララ・セルフ、エイミー・シェラルドが委員に参加している。
ここからは、5月4日夜にメットの階段を彩ったAリスト・セレブリティたちによる、最も印象的なルックのいくつかを紹介する。