ARTnewsJAPAN
  • ECONOMY
  • SOCIAL
  • CULTURE
  • TOP 200 COLLECTORS
  • ART MARKET REPORT
  • ECONOMY
  • SOCIAL
  • CULTURE
  • TOP 200 COLLECTORS
  • ART MARKET REPORT
  • ABOUT US
  • 運営会社
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • クッキーポリシー
  • 媒体資料
  • Instagram
  • Threads
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • YouTube

ARTnews JAPAN is a trademark of Art Media, LLC. © 2022 Art Media, LLC. All rights reserved. Published under license from Art Media, LLC, a subsidiary of Penske Media Corporation.

CULTURE GALLERY 2026.07.29
国宝から秘仏まで名宝88件が集結──特別展「空海と真言の名宝」12の見どころ
TEXT BY ARTNEWS JAPAN
弘法大師空海(774~835)が開いた真言宗は、長い歴史のなかでさまざまな宗派に分かれながら発展してきた。その中心的な役割を担うのが、真言宗各派総大本山会(各山会)に所属する十八本山だ。十八本山は、毎年1月8日から14日まで京都・教王護国寺[東寺]の灌頂院で営まれる真言宗最高の法会「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」を支え、鎮護国家や五穀豊穣、玉体安穏などを祈願している。

 

空海の生誕1250年を記念し、東京国立博物館で9月6日まで開催されている特別展「空海と真言の名宝」には、国宝15件、重要文化財60件を含む計88件が集結。空海ゆかりの品々をはじめ、真言宗各派に伝わる名宝や彫刻、十八本山と関係寺院が守り継いできた秘仏などを通して、空海と真言密教、弘法大師信仰の歴史をひもとく。

第1章:空海と真言密教

讃岐に生まれ、若い頃から山々で修行を重ねた弘法大師空海。やがて唐に渡り、長安の青龍寺で恵果から密教を受け継いだ。帰国後は教王護国寺[東寺]などを拠点に真言密教を広め、その思想は現在も多くの人々に影響を与えている。本章では、空海ゆかりの名宝をはじめ、密教が生み出した美しい造形や豊かな図像の世界を紹介。空海が日本にもたらした密教の奥深さと、その教えが各地へ広がっていく過程をたどる。

弘法大師坐像 江戸時代 17世紀 和歌山・金剛峯寺蔵 通期展示

国宝 金銅錫杖頭 中国・唐時代 8世紀 香川・善通寺蔵 通期展示

国宝 五大尊像 鎌倉時代 12~13世紀 京都・醍醐寺蔵
不動明王、降三世明王:前期:7/14(火)~8/9(日)展示
軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王:後期:8/11(火)~9/6(日)展示

国宝 三十帖冊子 第二十二帖 空海ほか筆 平安時代 9世紀 京都・仁和寺蔵
後期:8/11(火)~9/6(日)展示

第2章:後七日御修法の世界

後七日御修法(ごしちにちみしほ)は、毎年1月8日から7日間にわたって営まれる、真言宗でもっとも重要な法会。空海が晩年にその実現を強く願い、宮中で始まった儀式は、現在も教王護国寺[東寺]に受け継がれている。本章では、ゆかりの仏像や図像を通して、秘められた儀式の世界を紹介する。観音供の本尊として伝わる「聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)」や、かつて会場を荘厳した「十二天像」など、普段は目にする機会の少ない名品を特別展示。長い歴史のなかで守り継がれてきた「祈りのかたち」に迫る。

重要文化財 聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音) 鎌倉時代 13世紀 京都・教王護国寺[東寺]蔵 
通期展示 画像提供:便利堂

第3章:真言宗各派の名宝

真言宗は、時代の変化とともにさまざまな宗派へ分かれていった。それぞれ異なる歴史を持ちながらも、空海への深い敬意と、その教えを後世へ伝えようとする思いは共通している。現在も、後七日御修法をともに担う十八本山によって構成される真言宗各派総大本山会を通じ、各派の繋がりが保たれている。本章では、各派の寺院が守り継いできた名宝を展示し、真言宗の多彩な歴史と文化の広がりを紹介する。

国宝 信貴山縁起絵巻 飛倉巻(部分) 平安時代 12世紀 奈良・朝護孫子寺蔵
前期:7/14(火)~8/9(日)展示 画像提供:奈良国立博物館

国宝 泉涌寺勧縁疏(部分) 俊芿筆 鎌倉時代 承久元年(1219) 京都・泉涌寺蔵
後期:8/11(火)~9/6(日)展示 画像提供:奈良国立博物館

第4章:真言宗各派の彫刻と秘仏

本章では、奈良時代にさかのぼる古仏から、初期密教彫刻を代表する傑作まで、真言宗各派に受け継がれてきた仏像の名品を一堂に展示する。見どころのひとつは、厨子や堂宇の扉の内側で大切に守られ、普段は拝観できない「秘仏」だ。三重・観菩提寺の「十一面観音菩薩立像」や、根來寺の「興教大師坐像」など、貴重な9体が特別公開される。

重要文化財 十一面観音菩薩立像(部分) 平安時代 9~10世紀 三重・観菩提寺蔵 通期展示 撮影:佐々木香輔

国宝 五智如来坐像 平安時代 9世紀 京都・安祥寺蔵 通期展示

重要文化財 愛染明王坐像 平安時代 12世紀 山梨・放光寺蔵 通期展示 画像提供:山梨県立博物館

国宝 薬師如来坐像 円勢・長円作 平安時代 康和5年(1103) 京都・仁和寺蔵 通期展示

重要文化財 如意輪観音菩薩坐像(部分) 平安時代 11世紀 大阪・大門寺蔵 通期展示 撮影:佐々木香輔

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」
会期:7月14日(火)〜9月6日(日)
場所:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
時間:9:30〜17:30(金土は20:00まで、入場は30分前まで)
休館日:月曜

  • CULTURE / NEWS2025.05.29
    ユニクロ、H&Mの重鎮らが「持続可能なデザイン」を議論。大阪・関西万博の北欧館でセミナーを開催
  • CULTURE / NEWS2024.06.04
    澁谷翔の新作や貴重なアーカイブピースも。カルティエと日本の絆を紹介する展覧会が開催