トトロ、AKIRA、ポケモンなど人気作が集結。アニメ・マンガオークション第2弾が10月に開催

クリスティーズが今年3月に続き、アニメやマンガを中心とする日本のポップカルチャーに焦点を当てたオークションを10月に開催する。今回は映画『AKIRA』や「ポケットモンスター」のセル画に加え、手塚治虫作品の原画が出品される予定だ。

映画『となりのトトロ』ので使われたセル画。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026
映画『となりのトトロ』で使われたセル画。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026

クリスティーズが今年2度目となるアニメ・マンガ関連のオークション「Anime Starts Here: Japanese Subculture Reimagines Tradition」を10月9日から22日にかけてオンラインで開催する。今回のオークションでは、映画『AKIRA』や「ドラゴンボール」「ポケットモンスター」といったアニメ関連のメモラビリアをはじめ、手塚治虫らによる原画、ウルトラシリーズのソフビなど、日本のポップカルチャーに関連する品々が出品される。

今年3月に開催された初回のオークションでは、武内直子によるマンガ「美少女戦士セーラームーン」の版権原画が8万8900ドル(現在の為替レートで約1400万円)、金工作家の塩見亮介による《Wolf and Armor》が69万8500ドル(同約1億1000万円)で落札された。総落札額は予想価格の下限の4倍となる約140万ドル(同約2億2100万円)に達している。

初回はアニメやマンガに加え、葛飾北斎の浮世絵、草間彌生や奈良美智などの美術作品、『ゴジラ』など日本映画のポスターまで幅広く取り上げた。これに対し、第2弾ではアニメやマンガをより前面に押し出し、人気作品のセル画や原画を中心とした構成となっているという。なかでも注目されるのが、5000〜7000ドル(約79万〜110万円)の予想落札価格が付けられた映画『AKIRA』のセル画だ。また、アニメ「ポケットモンスター」のセル画も複数出品されるほか、『劇場版 ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!! 悟空とベジータ』や『となりのトトロ』のセル画なども出品される予定だ。

映画『AKIRA』のセル画。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026
アニメ「ポケットモンスター」シリーズのセル画。予想落札価格は5000〜7000ドル(約79万〜110万円)。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026
同じく「ポケットモンスター」シリーズのセル画。こちらの予想落札価格は2000〜3000ドル(約31万〜47万円)。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026
『劇場版 ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!! 悟空とベジータ』に登場するゴジータのセル画。Photo: Courtesy of CHRISTIE'S IMAGES LTD. 2026

美術市場でマンガやアニメへの関心が高まるなか、日本政府も両分野の海外市場拡大を目標に掲げている。経済産業省によれば、2024年のマンガの海外売上は約3200億円で、2033年までに1兆円への拡大を目指すという。また、アニメの海外市場も2024年に約2兆1000億円に達しており、2033年の目標は6兆円に設定されている。

オークションに先立つ10月3日には、ブルックリン美術館で「Art of Manga」が開幕する。荒木飛呂彦や尾田栄一郎、ちばてつや、高橋留美子らの作品を紹介する同展は、昨年サンフランシスコのデ・ヤング美術館で開催された展覧会の巡回展で、マンガを芸術表現として本格的に取り上げるアメリカ大陸初の大規模展として企画された。さらに、10月8日から11日にはジャビッツ・センターで20回目を迎える「ニューヨーク・コミコン」が開催され、クリスティーズ・ニューヨークでも8日から12日まで出品作の一般公開が予定されている。

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