#アート・バーゼル/Art Basel
概要
アートバーゼルは、スイスの都市バーゼルで毎年開催される世界最大規模のアートフェア。その時々のトップギャラリーとトップアーティストにスポットライトが当てられ、世界中のコレクター、ディーラー、アートファンの注目を集める販売会である。
開催時期・場所
アートバーゼルはスイスのバーゼル、アメリカフロリダ州のマイアミ、香港の3か所で開催されている。また、2022年にはアートバーゼルの名前を冠したParis +, par Art Baselがフランスのパリで開催された。
それぞれの開催時期は、バーゼル・バーゼルが6月。バーゼル・マイアミビーチが12月。バーゼル・香港が3月に行われている。
歴史
世界3都市で年に1度開催され、世界のトップレベルのギャラリーが一堂に会し、絵画、彫刻、写真、デジタルアート、ビデオアート、インスタレーションと多種多様な作品が紹介されているアートバーゼルの歴史は1970年までさかのぼる。1970年、当時ドイツのケルンで開催していたアートフェアに対抗すべく、地元のギャラリー関係者3人により立ち上げられた。初年度は10か国から90のギャラリーが参加し、5年後には21か国から約300のギャラリーが出展する規模に拡大した。1994年からはメインスポンサーにスイスの銀行UBSが付く。2002年、アートバーゼル最初の別会場開催がアメリカのマイアミで行われた。現在ではアートバーゼル開催時期に様々なサテライト展示、アートフェアが開催されアメリカで影響力のあるアートイベントのひとつとなっている。マイアミビーチでの開催に続き、アートバーゼルは香港でもフェアを開催する。2015年に開催された1回目のバーゼル・香港ではアジアと西洋の最新のアートから歴史的マスターピースに至るまで、2000人以上のアーティストが展示される大規模なものとなった。
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