KAWSがユニクロ初のアーティスト・イン・レジデンスに就任。クリエイター発掘や商品開発をリード
2016年から続くKAWSとユニクロの協業が新たな段階に入る。同社初のアーティスト・イン・レジデンスに就任したKAWSは、次世代クリエイターの発掘や「UT GRAND PRIX」の推進など、多彩な取り組みを主導していく。

現代アートとストリートカルチャーの両シーンで絶大な人気を誇るKAWSが、ユニクロ初のアーティスト・イン・レジデンスに就任した。
その役割は幅広く、新たなコラボレーターの発掘やクリエイティブコンセプトの提案にとどまらず、「UT GRAND PRIX」の推進、グローバルブランドアンバサダーとのイベント参画など、多彩な取り組みへと広がってゆく。アーティスト・イン・レジデンス就任にあたり、KAWSは次のように語っている。
「長年のパートナーであるユニクロとともに新たな一歩を踏み出せることに、とてもワクワクしています。この役割を通じて、アートコミュニティや世界中のクリエイターと繋がりを強化し、ユニクロの次世代コラボレーターをプロデュースしていきます。今後、新たな形でLifeWearの考え方を体現していくことが楽しみです」
ユニクロは10年以上前から「Art For All」を掲げ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やテート、ルーブル美術館、ボストン美術館といった世界有数の美術館と協働し、アートに触れる機会を広げてきた。今回のKAWSのアーティスト・イン・レジデンス就任は、こうした取り組みをさらに推進する狙いがある。
2016年の「UT KAWS」コレクションからスタートした両者のコラボレーションでは、代表作の「COMPANION」を用いたデザインや、セサミストリート、ピーナッツとの共演作などを発表してきた。こうした歩みを経て、アーティスト・イン・レジデンスとしてのKAWS初コレクションが、2025年秋冬シーズンに登場する予定だ。