BTSのRM、自身のコレクション展開幕を前にスピーチ。「展覧会は長い自己紹介。気恥ずかしくもある」
BTSのRMとサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)が共同で企画した展覧会が、現地時間の10月3日に開幕する。それに先立ち、RMはコレクション公開の理由や収集への複雑な思いについてスピーチした。

K-POPグループ、BTSのRMとサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)が共同で企画した展覧会「RM x SFMOMA: Between You and Me」が、10月3日に開幕する(2027年2月7日まで)。開幕に先立ち、RMは現地時間の9月29日に同館でスピーチを行い、展覧会や自身のコレクションについて語った。その模様は地元テレビ局KTVU FOX 2 San Franciscoがライブ配信し、音楽メディアのBillboardが報じた。
現在32歳のRMは、約8年前から美術館に通って作品を鑑賞するようになり、少しずつ自身のコレクションを築いてきたという。約2年前、韓国で兵役に就いていたときに「SFMOMAから本格的な提案を受け」、すぐに心を引かれたと振り返った。そして、「いつか自分が夢見るスペースを開く前に、良い経験になると思いました。それに、これほどの規模と格式を持つ美術館の空間をお借りして、何か面白いことができるのではないかとも考えたのです」と続けた。
同展では、RMの個人コレクションから142点と、SFMOMAの所蔵作品36点の計178点を展示する。RMの所蔵作品には、チャン・ウクジン(Chang Ucchin)、キム・ユンシン(Kim Yun Shin)、クォン・オクヨン(Kwon Okyon)、パク・レヒョン(Park Rehyun)、ト・サンボン(To Sangbong)、ユン・ヒョングン(Yun Hyong-keun)など、韓国の近現代美術を代表する作家に加え、日本の加藤泉をはじめ、世界各地で活動する現代アーティストの作品も含まれる。
RMはまた、韓国の近現代美術について、その歴史を踏まえて次のように語った。
「この100年の間に、韓国は植民地支配や戦争、そして驚くほど急速な発展を経験しました。その過程で多くのものが失われましたが、同時に、素晴らしく輝かしいものも生まれたのです」
一方、作品を収集することには、複雑な思いも抱いているという。
「子どもの頃からものを集めるのが好きでしたが、同時に罪悪感もあります。本当に必要でもないものを、こんなにたくさん抱え込む必要があるのだろうか。ただの退屈な金持ちになってしまったのではないか。そうかもしれません。でも、ほかの人にも見てもらえたらいいと思い、それが自分のコレクションを公開したいと考えた理由です」
正式な美術教育を受けておらず、美術の専門的な経歴がないことへの不安も口にしたRMだが、「ときには、外部の人間が新しい風を吹き込むこともある」と述べた。
展覧会の準備で最も苦労したのは、作品の解説を展示用のキャプションにまとめることだったという。「1つのキャプションを100語に収める訓練なんて受けていません。それが一番大変でした」と、ユーモアを交えて振り返った。
ファンにとっては、作品を通じてRMの知られざる一面に触れる機会にもなりそうだ。本人も、今回の展覧会を「長い自己紹介」と表現している。
「お金や人生、労力を注ぎ、長い時間をかけて築いてきたコレクションは、その人を率直に表す数少ないものの一つです。今回の展覧会は、かなり長い自己紹介のようなものです。だから、少し気恥ずかしくもあります。なぜこれらを集めたのか自分でもよく分からないので、あるセクションには『よく分からないけれど、好き(I Don’t Know, But I Like It)』と名付けました」
開幕前日の10月2日(現地時間)、RMはBTSのメンバーとともに、コロンビアの首都ボゴタでワールドツアー「ARIRANG」の公演に出演する予定だ。最新アルバム『ARIRANG』は、米アルバムチャート「Billboard 200」で3週連続首位を獲得。収録曲「SWIM」も、米シングルチャート「Billboard Hot 100」で1位に輝いた。(翻訳:編集部)
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