ヒラリー・クリントン、直島で草間彌生のカボチャと記念撮影。「芸術は好奇心を取り戻す解毒剤」

高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式典のため来日中のヒラリー・クリントンが直島を訪問し、草間彌生のカボチャ作品との記念写真を自身のInstagramに投稿した。

2023年、高松宮殿下記念世界文化賞のイベントに出席したヒラリー・クリントン。Photo: Anna Moneymaker/Getty Images

元米大統領夫人のヒラリー・クリントンが、第37回高松宮殿下記念世界文化賞の合同記者会見と授賞式典に出席するため、来日している。合同記者会見は10月27日、授賞式典は28日に東京都内で開催される。

高松宮殿下記念世界文化賞は、日本美術協会が1988年に創設した国際的な芸術賞だ。絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5部門で、優れた業績を上げた芸術家を毎年顕彰している。各国の国際顧問による推薦をもとに、日本の選考委員会が候補者を選び、日本美術協会の理事会が受賞者を最終決定する。

クリントンは2022年、アメリカの国際顧問に就任。同国の推薦委員会委員長として、受賞候補者の推薦を担っている。前任者は元駐日大使のキャロライン・ケネディで、2018年から国際顧問を務め、駐オーストラリア大使への指名に先立ち2021年に退任した。クリントンは5人目の国際顧問にあたる。

今回の来日に際して直島も訪問し、10月26日にその様子をInstagramに投稿した。草間彌生による2点のカボチャの彫刻とともに写真に収まり、「ときに暗く混沌とする世界において、芸術は感覚の麻痺や好奇心の喪失に対する解毒剤となる。創造という営みそのものが抵抗の行為であることを思い出させてくれます」とつづった。

今年の受賞者は、絵画部門のジェニー・ホルツァー、彫刻部門のアンディ・ゴールズワージー、建築部門のダニエル・リベスキンド、音楽部門のヘルベルト・ブロムシュテット、演劇・映像部門のケイト・ブランシェットの5人。各受賞者には賞金1500万円と感謝状、顕彰メダルが贈られる。また、若手芸術家奨励制度の対象団体には、フランスの芸術教育団体ラ・スルス・ガルースト協会が選ばれ、奨励金500万円が贈られた。(翻訳:編集部)

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