民主党が上下両院を奪還、ホワイトハウスの舞踏室建設はどうなる? トランプ大統領は続行の構え
約4億ドル(約630億円)を投じるとされるホワイトハウスの舞踏室建設計画は、中間選挙で民主党が上下両院の過半数を奪還したことで、先行きが不透明になっている。それでもトランプ大統領は、選挙翌日の11月4日に行われた式典で、建設への意欲を改めて示した。
11月3日に投開票が行われたアメリカの中間選挙で、民主党は連邦議会の上下両院で過半数を奪還した。しかし、ドナルド・トランプ大統領は選挙結果を気にする様子を見せず、約4億ドル(約630億円)をかけてホワイトハウスにボールルーム(舞踏室)を新設する計画への意欲を改めて示した。
ボールルームの建設計画は、用地確保のためにホワイトハウスのイースト・ウィングを取り壊したことに加え、地下に軍事施設を併設すると表明したことから、当初から物議を醸してきた。また、大統領が議会の承認なしに大規模な建設計画を進める権限を持つのかという問題も浮上し、連邦裁判所で計画の適法性が争われてきた。
民主党が2027年1月に上下両院の主導権を握ることで、建設計画が予定どおり進められるかどうかは依然として不透明だ。この計画をめぐっては、歴史的建造物の保護に取り組む非営利団体、全米歴史保存財団(National Trust for Historic Preservation)が建設の差し止めを求める訴訟を起こし、連邦地裁と控訴裁が地上部分の工事差し止めを認めていた。しかし、最高裁は8月31日、同団体に訴訟を起こす資格が認められない可能性が高いとして、差し止め命令の効力を停止した。これにより工事の続行が可能となったが、計画そのものの適法性については判断を示していない。
こうした状況のなか、トランプ大統領は11月4日に行われた、ボールルームの最後の鉄骨を取り付ける式典で、完成後の建物について次のように語った。
「これは特別な建物です。世界最大級というだけでなく、世界で最も美しいボールルームになると思います」
また、ホワイトハウスの改修に時間を費やしているという批判に対しては、次のように反論した。
「なぜ私がホワイトハウスの改装に時間を費やしているのか、選挙期間中にも少し話題になりました。ですが、実際にはほとんど時間をかけていません。それに、私はこういうことが好きなんです。楽しいですし、私にとっては気分転換にもなります」
(翻訳:編集部)
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