ARTnews JAPANのVIPラウンジも。トークや特別展など「Art Collaboration Kyoto 2026」7つの見どころ
現代美術の国際アートフェア「Art Collaboration Kyoto」が、11月7日から9日まで国立京都国際会館で開催される。今年は新運営体制のもとで18の国・地域から63ギャラリーが集結。特別展やトーク、そしてCase Valextraに開設されるARTnews JAPANのVIPラウンジなど、7つの見どころを紹介する。

現代美術の国際アートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が、2026年11月7日から9日まで、京都の国立京都国際会館で開催される。6回目となる今年は、18の国・地域から63ギャラリーが出展。ギャラリーによる展示から企画展、トーク、京都市内の関連展まで見どころを紹介しよう。
1. Gallery Collaborations/Kyoto Meetings

Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki
ACKの中心となるのは、「Gallery Collaborations」と「Kyoto Meetings」の2つのセクションだ。「Gallery Collaborations」では、国内のギャラリーがホストとなり、海外のギャラリーと1つのブースを共有して展示を行う。今年は、ANOMALY(東京)、MISAKO & ROSEN(東京)、ミヅマアートギャラリー(東京)、小山登美夫ギャラリー(東京)など国内25ギャラリーが、海外27ギャラリーを迎える。海外からは27ギャラリーが出展し、ジェフリー・ダイチ(ニューヨーク)、ハウザー&ワース(チューリッヒ)、Gallery Hyundai(ソウル)、INGLEBY(エジンバラ)、Modern Art (ロンドン)など16ギャラリーが初参加となる。ジェフリー・ダイチはナンヅカ(東京)、ハウザー&ワースはTARO NASU(東京)、Gallery Hyundaiは東京画廊+BTAP(東京)、INGLEBYとModern ArtはNonaka-Hill(京都)とタッグを組む。
京都にゆかりのあるアーティストや作品を紹介する「Kyoto Meetings」には、ペロタン(東京)、アートコートギャラリー(大阪)、イムラアートギャラリー(京都)、Kiang Malingue(香港)など、国内外の11ギャラリーが参加する。
2. ACK Intersections
今年は運営体制を刷新し、異なる専門領域を持つ7人のディレクターによる共同ディレクション体制「リーダーシップコミッティー」を導入。会場内の多様な空間を活用する企画展示も、「パブリックプログラム」から「ACK Intersections」へと名称を変更した。
ゲストキュレーターには、山口情報芸術センター(YCAM)のレオナルド・バルトロメウスを迎える。「境界の外へ」をテーマに、ACKの会場デザインや国立京都国際会館の建築空間を生かした実験的な作品を展開。私たちを分け隔てる暗黙のルールや目に見えない制約を、アートがどのように越えられるのかを探る。エフライン・アルメイダ、ピオトレク・コワルスキー、クリス・レムサル、エルネスト・ネト、鈴木祥太らが出展し、展示作品は購入することもできる。
3. スペシャルプログラム
パートナー企業6社の協力による「スペシャルプログラム」にも注目したい。宮永愛子は、「金」の記憶と時間を巡るインスタレーションを展開する《What Gold Becomes》を発表。大丸松坂屋百貨店の次世代アーティスト支援プロジェクト「Ladder Project」からは迎英里子の新作を紹介し、岡﨑龍之祐は布を用いた流動的な彫刻群を展示する。このほか、サイモン・フジワラら国内外の作家が参加するコンテンポラリー・ジュエリーの展示「ジュエリー:身の上のものがたり」を開催。若手アーティストを京都に招聘し、継続的な支援の循環を目指す「NEW STREAM」も始動する。京都の若手アーティストを支援するアワード「Pommery Prize Kyoto」では、ファイナリスト3人の作品をフェア会場内のVIPラウンジで紹介する。
4. ACK Talks

Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki
会期中は、全8回のトークセッション「ACK Talks」が行われる。11月7日13:00~14:00には、西脇隆俊(京都府知事)と妹島和世(建築家)が登壇する「文化を育む都市― 京都から考える、文化・建築・公共 ―」を開催。同日16:30~18:00の「キュラトリアル・ラウンドテーブル:アートの価値を発信する」では、レオナルド・バルトロメウス(YCAMキュレーター)、キム・ソンジョン(アートソンジェ・センター アーティスティック・ディレクター)らが語り合う。
11月8日13:00~14:30には、「継承とメタモルフォーゼ― ギャラリーの未来」を開催。小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表取締役社長)と山内德太郎(思文閣美術取締役)が登壇し、名古摩耶(ARTnews JAPAN編集長)がモデレーターを務める。同日15:00~16:30には、アーサー・ジャファ(アーティスト/映画監督)らによる「アーサー・ジャファ アーティスト・トーク― 陰翳礼讃:再解釈の美学」も行われる。トークは予約不要で、当日先着順。参加は無料だが、別途ACKの入場チケットが必要となる。
5. Kids' Programs
子どもたちがアートに親しめる「ACK Kids’ Programs」では、4組の講師を迎え、作品を「つくる」「みる」体験を提供する。日替わりのワークショップでは、美術作家の河野愛によるミシンを使った旗づくり、桶職人の中川周士による木工、荒木悠と山田春江によるパペット制作とアートフェア鑑賞ツアーを実施。アート制作の道具や素材をそろえた「キッズスタジオ」も毎日オープンする。
また、生後3カ月から小学2年生までを対象に、日英バイリンガル対応の託児サービスも用意する。いずれも参加・利用は無料だが、別途ACKの入場チケットが必要。ワークショップは一部を除き事前申込制で、託児サービスも事前の申し込みが必要となる。
6. 同時期開催プログラム「What's On」
ACKは、会期中に京都市内などで開催される展覧会やアートイベントを「What's On」として紹介している。両足院でのアンドリュー・クランストン展、大徳寺・興臨院でのイッシー・ウッドとエブリン・タオチェン・ワンによる二人展、光明院での柏原由佳展など、歴史ある寺院を舞台にした展示も楽しめる。京都府と京都市が共同で推進する「京都アート月間」とも連携し、アートイベントの会場を結ぶシャトルバスも運行される。
7. ARTnews JAPAN VIPラウンジ

ACKのメディアパートナーを務めるARTnews JAPANは、イタリア・ミラノのラグジュアリーレザーブランド、ヴァレクストラ(VALEXTRA)とコラボレーション。祇園・花見小路通にあるCasa Valextraの2階に、ARTnews JAPANの読者とACKのVIPに向けた「ARTnews JAPAN VIPラウンジ at Casa Valextra」をオープンする。
ラウンジでは、ポメリーのシャンパーニュやARTnews JAPANオリジナルのミネラルウォーターを提供するほか、雑誌「ARTnews」のバックナンバーも閲覧できる。入場には、ACKのVIPパス、ARTnews JAPANの会員ページ、ニュースレター画面のいずれかの提示が必要となる。
Art Collaboration Kyoto
会期:11月7日(土)~11月9日(月)※11月6日は報道関係者と招待者のみ
会場: 国⽴京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
時間:12:00~19:00(9日は11:00~17:00、入場は1時間前まで)
ARTnews JAPAN VIPラウンジ at Casa Valextra
会期:11月6日(金)・11月7日(土)
会場:CASA VALEXTRA(京都市東山区祇園町南側 570-8)
時間:12:00~18:30(入場は30分前まで)













