ラリック アート最新作は建築家ルディ・リチョッティとのコラボ。シンプルで複雑な「ノウハウへの賛辞」
クリスタルガラスメゾン「ラリック」がフランス人建築家ルディ・リチョッティとコラボレーションしたアート作品「エディフィシオ」を発売。リチョッティの建築デザインを思わせる作品に仕上がっている。

クリスタルガラスメゾン「ラリック」がフランス人建築家ルディ・リチョッティとコラボレーションしたアート作品「エディフィシオ」を発売した。
ラリックはこれまで、ザハ・ハディドやルネ・マグリット、ジェームズ・タレルなどのアーティストやクリエイターとコラボレーションしたアート作品「ラリック アート」を発表してきた。ラリック・クリスタルの光や透明感、フォルムから得たインスピレーションをもとに、アーティストたちのアイデアが職人技術により現実化された、まさに生活で使用できるアート作品だ。
リチョッティは、シャネルのクチュール技術を伝える文化施設「le19M(ル・ディズヌフ・エム)」を設計した人物。同施設は繊維のようにファサードをラインが覆うデザインが特徴的だが、「エディフィシオ」もそれを思い起こさせるようなテクスチャーのフラワーベースだ。
ラリックの職人が手作業で形作るこの作品は、フロスト仕上げにランダムにクリアなラインが差しはさまれるデザインが美しい。縦に走るラインはまるで花の長い茎のようにも見える。
リチョッティは次のように語る。
「非常に技術的な作品です。ノウハウへの賛辞です。この作品の偽りのシンプルさの裏には、石工のようなガラス職人によって命を吹き込まれた並外れた複雑さがあります。それは私の最新の建物のイメージであり、フランスのクラフツマンシップが表現されたアトリエなのです」
価格は399万3000円(税込み)、世界50点限定でシリアルナンバー入り。ラリック日比谷にて取り扱い中だ。