世間を騒がせたアートニュースBEST12。カニエ・ウェストの魔改造、とほほ修復、英王室の”珍”ポートレート etc. 【2024年アートニュースまとめ】
教会装飾の稚拙極まりない修復や、モデルにまったく「似ていない」銅像、記録的猛暑に耐え切れず溶けてしまう彫刻など、2024年も沢山のニュースが世間を驚かせ、また失笑させた。
歴史ある教会がトホホな姿に。稚拙極まりない修復に「文化財に対する攻撃」と遺産保護団体が激怒
スペイン北東部の都市ソリアにある18世紀創設の教会にとんでもない修復が施され、地元の遺産保護団体が怒っている。
カニエ・ウエストが「魔改造」した安藤忠雄建築、22億円の値下げも買い手つかず
ラッパーでデザイナーのYe(イェ)ことカニエ・ウエストが、カリフォルニア州マリブにある安藤忠雄設計の邸宅を2022年から売りに出している。しかし買い手が付かず、廃墟化しつつあることが明らかになった。
「露出しすぎ!」性的に過激だとして訴訟に発展したマリリン・モンロー像の移設が決定
カリフォルニア州のパームスプリングス美術館の前に2021年から設置されている約8メートルのマリリン・モンロー像。この作品は設置以来、下着の露出や公道の占有などさまざまな議論を呼び、訴訟にまで発展した。それらを受けて、このほどパームスプリングス市は像の移設を発表した。
キム・カーダシアンの胸元に2600万円で落札したダイアナ元妃のペンダント。SNSで「下品」と非難殺到
11月2日にロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)で開催されたArt+Film Galaで、キム・カーダシアンが2023年にオークションで落札したダイアナ元妃ゆかりのペンダント「アッタラー・クロス(Attallah Cross)」を身に着けて登場。だがそのファッションについてSNSでは否定的な意見が相次いだ。
猛暑でリンカーン像もぐったり!? その様子が「仕事で疲れ果てた自分のよう」と大バズり
アメリカ・ワシントンD.C.にある小学校に設置された、ろう製のリンカーン像が、今夏の猛暑で思いがけない溶け方をしてSNSで話題になった。
チャールズ国王の公式肖像画が「地獄の悪魔のよう」「冥界への入り口」と大炎上
5月14日、イギリスのチャールズ国王の即位後初となる公式肖像画がバッキンガム宮殿で公開された。しかし、背景が赤一色の個性的な肖像画に世間は大騒ぎになった。
人気「映え」スポット、アイスクリーム博物館で男性が負傷。博物館の「利益優先」体質が原因か
ニューヨークのアイスクリーム博物館に設置されたプールに飛び込んで骨折した男性が、その原因は同館が「一般市民の安全よりも⾃らの利益を優先したため」だとして、8月7日に提訴した。
「目玉」をパブリックアートにつけるいたずらがオレゴンで頻発。市民は歓迎、自治体は困惑
アメリカ・オレゴン州ベンド市で、パブリックアートの彫刻に「目玉」をつけるいたずらが頻発。「元気が出る」と歓迎する市民もいるが、当局は犯人にやめるよう求めている。
美術館スタッフが展示作品を誤ってゴミ箱へ。ビール缶そっくりの作品はすんでのところで救出
オランダのLAM美術館で、エレベーター技師が展示作品をゴミと間違えて捨ててしまうという前代未聞の出来事が起こった。
伝説のNBA選手の銅像が「似てない」と大炎上。「スポーツ史上最悪の像」の声も
NBAの伝説的選手、ドウェイン・ウェイドを称えた銅像が10月27日にアメリカの屋内競技場前で披露されたが「あまりにも本人に似ていない」という意見が続出。ウェイド本人は像を擁護している。
今度はキャサリン皇太子妃! 英雑誌の表紙を飾った肖像画に「冗談でしょ!?」とアンチコメントが殺到
世界に激震が走ったチャールズ国王の肖像画に続き、イギリスのファッション&ライフスタイル誌の表紙を飾ったキャサリン皇太子妃の肖像画が世間を騒がせた。
過去最低のクオリティ。「顔なし」の故エリザベス女王夫君像にケンブリッジ市議会が撤去命令
のっぺらぼうの故フィリップ殿下の彫像が、ケンブリッジ市議会によって撤去を命じられた。英ガーディアン紙によると、数年前に同市中心部に出現したこの像は、そもそも無許可で設置されたものだった。