トーガ青山で「人間の身体を讃える」セラミックアーティスト、ジュード・ジェルフスのイベントを開催

ファッションブランド「トーガ」の旗艦店・トーガ青山店の展示プロジェクト「TOGA TRIANGLE」にて、4月18日よりイギリスの陶芸家ジュード・ジェルフス(Jude Jelfs)の展示・販売イベントが実施される。

ファッションブランド「トーガ」の旗艦店、トーガ青山店の展示プロジェクト「TOGA TRIANGLE」にて、4月18日よりイギリスの陶芸家ジュード・ジェルフス(Jude Jelfs)の展示・販売イベントが実施される。

トーガデザイナーの古田泰子はアートを愛し、コレクターでもある。青山店のTOGA TRIANGLEでは、成山画廊とタッグを組み、これまでに長谷川サダオや岡部桃の展示を実施するなど、ファッションと他の文化領域との接続を試みる取り組みを行ってきた。

ジュード・ジェルフスの陶器作品
ジュード・ジェルフスの陶器作品
ジュード・ジェルフスのブロンズ作品

ジェルフスは、古田がファンであったことから、2024年3月の青山店オープンを機に日本初となる作品の取り扱いをスタート。人間の身体、特に女性の身体を称える彼女のセラミック作品は、多くの人を魅了している。

ジェルフスは自身の作品制作について次のように話す。

「美術を学び、陶芸家と結婚したことをきっかけに私も陶芸家になりました。時間の経過とともに作品は、機能を持った陶芸というよりも美術的背景を反映する表現へと変化してきました。人間の身体、特に女性の身体をテーマに、身体そのものが持つ形や存在感を捉えることを重視しています。私の作品の多くは平らで二次元的な形状を持っているのが特徴で、磁器や陶器を用いて空間に描くドローイングのようなイメージで制作しています。器のフォルムには擬人化のアイデアも取り入れ、遊び心を加えています。全ての作品は人物のデッサンから始まり、シリーズとしてまとめることもあれば一点もので完結することもあります。また、ブロンズ作品にも取り組んでいます」

アトリエでのジュード・ジェルフス。Photos of the studio by Ben Boswell

本イベントでは、青山店のためにセレクトした新作を含むセラミック作品に加え、制作の裏側に迫るデッサンや型紙なども披露される。ゴールデンウィークのアクティビティにぜひ加えてみてほしい。

TOGA TRIANGLE VOL.07 JUDE JELFS
会期:4月18日~5月6日
場所:トーガ青山店(東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビルB1F)
営業時間:12:00~20:00

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