なぜ我々はアートを破壊するのか──その歴史と動機を26作品から紐解く
現在、環境活動家によるアートの破壊行動が取り沙汰されているが、過去にも実にさまざまな理由で、美術品に対する破壊行為が行われてきた。歴史的な26の事例とその背景にある政治的理由を紹介しよう。
2022年7月5日、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで抗議行動をするジャスト・ストップ・オイルのメンバー。Photo: Wikimedia Commons
ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の第1次聖画像破壊運動(イコノクラスム)を描いた絵(1888)。Photo: Leemage/Corbis via Getty Images
1914年にベラスケスの絵が襲撃された後、休館になったロンドンのナショナル・ギャラリーで状況の告知を読む人たち。Photo: Topical Press Agency/Getty Images
ロバート・ラウシェンバーグ(1966年) Photo: Photo Larry Ellis/Express/Getty Images
破損した《ピエタ》の修復作業の様子。Photo: Corbis via Getty Images
1974年、東京国立博物館で《モナリザ》に見入る人たち。Photo : Getty Images
トニー・シャフラジの破壊行為を伝えるデイリー・ニュース紙の一面 Photo: NY Daily News via Getty Images
損傷を受けた後の《夜警》(1975) Photo: Sepia Times/Universal Images Group via Getty Images
写真はリチャード・セラの《傾いた孤》。ハモンズがセラの《T.W.U.》に放尿したとき、ちょうど設営中だった。Photo: Frank Martin/BIPs/Getty Images
レンブラント《ダナエ》(1636) Photo: Via Wikimeda Commons
ハモンズは作品を傷つけるのに使われたハンマーを、修復後に作品の一部として追加した。Photo: Calla Kessler/The Washington Post via Getty Images
テート・モダン(ロンドン)の展覧会で展示されたマルセル・デュシャンの《泉》(2008年) Photo: Tim Ireland/PA Images via Getty Images
ピエト・モンドリアンの《赤、青、黄のコンポジション》(1937-42)。ニューヨーク近代美術館(MoMA)での展示風景(2015年) Photo: Getty Images
アムステルダム市立美術館の外観。Photo: Dean Mouhtaropoulos/Getty Images
トレーシー・エミンの作品の上で飛び跳ねるアーティストの蔡元(ツァイ・ユワン)。Photo: PA Images via Getty Images
かつて巨大石仏があったバーミヤン渓谷の山肌に開いた穴 Photo: Photo Nava Jamshidi/Getty Images
リンディ・サム Photo: Photo Boris Horvat/AFP via Getty Images
ランデロスが破壊行為を撮影し、ユーチューブに投稿した動画の静止画。Photo: Via YouTube
マーク・ロスコ《Black on Maroon(黒字にえび茶色)》(1958)が、破壊行為にあった2年後の2014年にテート・モダンで再び展示される様子。Photo: Ben Stansall/AFP via Getty Images
ポール・マッカーシー《クリスマスツリー》(2014)空気が抜ける前の状態。Photo: Photo Bertrand Guay/AFP via Getty Images
反ユダヤ的な内容の落書きをされたアニッシュ・カプーアの《Dirty Corner(汚れた一角)》(2011-15)。Photo: Raphael Gaillarde/Gamma-Rapho via Getty Images
リチャード・セラ《East-West/West-East (東-西/西-東)》(2014)。Photo: Qatar Museums/AFP via Getty Images
バンクシー《Love Is in the Bin(愛はごみ箱の中に)》(2018)。Photo: Alexander Scheuber/Getty Images
バヌ・センネトグル作《The List (ザ・リスト)》(2007~)。被害に遭う前の写真。Photo: Courtesy Liverpool Biennial
アンナ・レポルスカヤ《Three Figures (3人の人物)》(1932-34)。Photo: State Tretyakov Gallery
ゴッホの絵にトマトスープをかけたジャスト・ストップ・オイル。Photo: Just Stop Oil/Anadolu Agency via Getty Images
ディエゴ・ベラスケス《鏡のヴィーナス》。英語圏では《The Rokeby Venus(ロークビーのヴィーナス)》という名で知られる。Photo: De Agostini via Getty Images