ジェフ・クーンズ、ウブロと初の腕時計をデザイン。9月中旬にNYで発表へ

スイスの高級時計メーカー、ウブロは、ジェフ・クーンズをコラボレーター兼アンバサダーに迎えた。腕時計ブランドとの協業はクーンズにとって初となり、9月中旬には新作が発表される予定だ。

ジェフ・クーンズ。Photo: Courtesy of Hublot

スイスの高級時計メーカー、ウブロ(Hublot)は、ジェフ・クーンズが同社のコラボレーター兼アンバサダーに就任したことを発表した。

ウブロはこれまで、シェパード・フェアリー、リチャード・オルリンスキー、ダニエル・アーシャム村上隆ら著名なアーティストと協業してきた。

腕時計ブランドとのコラボレーションは、クーンズにとって今回が初めてとなる。9月中旬には、ウブロの腕時計を独自の視点で再解釈した新作をニューヨークで発表する予定だ。

今回の協業について、クーンズは声明で「ウブロと私は、以前から材料科学に対する関心を共有してきました」とコメント。自身の制作においては、鑑賞者が完成した作品から個々の構成要素を超えた意味を見出だせるよう、「物体や素材を超越させる」ことを常に目指していると語った。

ウブロの最高経営責任者(CEO)、ジュリアン・トルナーレは、ファッション業界紙WWDの取材に対し、同社の本拠地があるスイス・ニヨンにクーンズを招いたと説明。工場を案内し、ウブロが2011年以降、建築家や画家をはじめとする多様なアーティストと協業してきた経緯を伝えたという。

トルナーレによれば、ウブロが目指すのは、アーティストが自由に実験できる「遊び場」になることだ。その上で、次のように語った。

「私たちは、多くのルールや制約を設けてアーティストの表現を縛りたくありません。彼らが評価しているのもその点です。ウブロが何を体現するブランドなのかを見れば、顧客にもこの考え方を理解してもらえるはずです」

クーンズが手がけた腕時計のデザインは、現時点では明らかにされていない。ただしトルナーレは、新作のうち1点に、形而上学や哲学、時間の意味に対するクーンズの関心が反映されていると明かした。

ウブロは2025年、アーシャムと共同で「MP-17 メカ-10 アーシャム・スプラッシュ・チタニウム・サファイア(MP-17 MECA-10 Arsham Splash Titanium Sapphire)」を発表している。サファイアクリスタルやチタニウム、ラバーなどを用いたモデルで、販売価格は5万7000ポンド(約1200万円)だった。(翻訳:編集部)

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