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「私は油彩の描き方が分からない」──ビープルが中国で開催中の大回顧展をレビュー

2022年にオークションで75億円という驚愕の値が付いたNFTアートの作者、ビープル。最近では映像を用いた彫刻作品も手がけるビープル初の美術館展が、現在、南京の徳基美術館で開催されている。初期の作品から新たに制作された油彩画までを一覧できる大規模展のレビューをお届けする。

中国・南京の徳基美術館で開催されている「Beeple: Tales from a Synthetic Future」(2024年11月14日〜2026年12月31日)の展示風景。Photo: Courtesy Deji Art Museum
徳基美術館で2026年12月末まで開催中の「Beeple: Tales From a Synthetic Future」の会場風景。Photo: Courtesy Deji Art Museum
ビープル《S.2122》(2023)。徳基美術館での展示風景。Photo: Courtesy Deji Art Museum
ビープル《Jabbas Coming from Every Hole》(2021)。「Everydays」シリーズから制作された9点の大型油彩画の1つ。Photo: Courtesy Deji Art Museum
ビープル《Exponential Growth》。徳基美術館で同時開催されている展覧会「Nothing Still About Still Lifes: Three Centuries of Floral Composition」へのオマージュとなる作品。Photo: Courtesy Deji Art Museum