訃報:森美術館名誉理事長の森佳子が85歳で死去。日本現代美術の国際的認知向上を牽引
森ビル取締役および森美術館名誉理事長の森佳子が、2025年12月23日に肺炎のため死去した。85歳だった。

森ビル取締役で森美術館名誉理事長の森佳子が、2025年12月23日、肺炎のため死去した。85歳だった。
森佳子は、森美術館創設者で森ビル株式会社会長を務めた故・森稔とともに、2003年に森美術館を設立。初代理事長として22年間在任し、「六本木クロッシング」シリーズ(2004年~)、「クサマトリックス(草間彌生個展)」(2004年)、「アイ・ウェイウェイ展」(2009年)、「村上隆の五百羅漢図展」(2015年)、「塩田千春 展 魂がふるえる」(2019年)、「ルイーズ・ブルジョワ展」(2024年)など、計64の展覧会を統括・実現し、日本の現代美術シーンの発展を牽引した。2024年12月31日付で理事長を退任し、2025年1月1日付で同館理事の森京子が理事長に就任している。
また森は、1999年から2017年までロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン)のトラスティー(2017年以降は名誉トラスティー)を務めたほか、公益財団法人大林財団評議員(2004年~)、公益財団法人小田原文化財団評議員(2009年~)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)インターナショナル・カウンシル メンバー(2012年~)、テート(ロンドン)インターナショナル・カウンシル メンバー(2012年~)など、国内外の美術団体で要職を歴任。2013年にフランス共和国レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ、2025年に英国名誉大英勲章OBEを受章している。
故人の遺志により、通夜および葬儀は近親者のみで執り行われた。後日、「お別れの会」が予定されている。