謎に包まれた天才画家カラヴァッジョ。光と闇を駆使した革新的表現とドラマチックな人生を辿る

イタリアが誇る大芸術家の1人で、バロック美術勃興の原動力となったカラヴァッジョ(1571-1610)。しかし、その生涯には数々の謎がつきまとう。39歳の若さで世を去ってから400年を経た今も分からないことの多いカラヴァッジョが残した功績を、その人生と作品から紐解いていこう。

オッタヴィオ・レオーニによるカラヴァッジョの肖像(1621年頃) Photo: Wikimedia Commons
カラヴァッジョ《果物籠》(1597-1600年頃) Photo: Wikimedia Commons
カラヴァッジョ《聖マタイの召命》(1599-1600) Photo: Wikimedia Commons
カラヴァッジョ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》(1606-1610年頃) Photo: Wikimedia Commons
カラヴァッジョ《聖ペテロの否認》(1610) Phot Wikimedia Commons