ARTnewsJAPAN

写真でおさらい! 第60回ヴェネチア・ビエンナーレの見どころをARTnews JAPAN編集部が現地レポート

第60回ヴェネチア・ビエンナーレが、4月20日に開幕した(11月24日まで)。プレビュー期間の熱気からメインテーマを取り巻く作品展開、国別パビリオンの問題意識、ビエンナーレがもつ機能まで──ARTnews JAPAN編集部が現地で撮影した写真とともに、今回のビエンナーレの見どころを紹介していく。

左)ブラジルのアートコレクティブMAHKUによって装飾が施されたジャルディーニの中央パビリオン。右)もう一つのメイン会場のアルセナーレでは今回のテーマとして引用されたクレア・フォンテーヌ(Claire Fontaine)の作品が展開されている。
左)ダナ・アワルタニ(Dana Awartani) 右)フリーダ・トランツォ=イェーガー(Frieda Toranzo Jaeger)
クラウディア・アラルコン & シレット(Claudia Alarcon & Silät)
サンティアゴ・ヤワルカニ(Santiago Yahuarcani)
スザンヌ・ウェグナー(Susanne Wenger)
ボルダドラス・デ・イスラ・ネグラ(Bordadoras de Isla Negra)
左)ダルトン・パウラ(Dalton Paula)右)サルマン・トール(Salman Toor)
左)ルイス・フラティーノ(Louis Fratino)右)オマール・ミスマル(Omar Mismar)
左)ガブリエル・ゴリアス(Gabrielle Goliath)右)ブシュラ・ハリリ(Bouchra Khalili)
左)アイザック・チョン・ワイ(Isaac Chong Wai)右)ジョシュア・セラフィン(Joshua Serafin)
エルサン・モンターク(Ersan Mondtag)
ヤエル・バルタナ(Yael Bartana)
左)ルイス・シュデ=ソケイ(Louis Chude-Sokei)右)ヤン・セント・ワーナー(Jan St. Werner)
イスラエル館は扉が閉ざされ、軍隊によって警備され、ものものしい雰囲気。
左)ポーランド館で展示を行ったウクライナのオープン・グループ(Open Group) 右)オーストリア館、アンナ・イェルモラエヴァ(Anna Jermolaewa)の作品に出演しているオクサナ・セルゲイエワ(Oksana Serheieva)。
オーストラリア館のアーチー・ムーア(Archie Moore)が金獅子賞を受賞した。
左)中央には警察に拘束されている間に先住民が死亡したことを報告する炭消しされた文書が積み上げられている。右)壁面には6万5,000世代にさかのぼる家系図を数カ月かけてチョークで手書きした作品。
金獅子賞を受賞したマタアホ・コレクティブ(Mataaho Collective)の作品。
銀獅子賞を受賞したカリマ・アシャド(Karimah Ashadu)の作品。
特別賞を受賞したラ・チョラ・ポブレテ(La Chola Poblete)の作品。
左)カナダ館で展示を行ったカプワニ・キワンガ(Kapwani Kiwanga)は、同館初の黒人女性代表アーティスト。 右)アメリカ館で展示を行うジェフリー・ギブソン(Jeffrey Gibson)は、90年を超えるアメリカ館の歴史の中で、先住民のアーティストとして初の単独代表となった。
1956年に吉阪隆正が手掛け、2014年に伊東豊雄が改修を行った日本館。今回毛利は同館の床面中央の屋根からピロティにつらなる特徴的な穴にあるガラスを外して、周辺環境を取り込んだ。
毛利悠子の作品に使われるバケツやホースは現地で調達されたもの。