妹島建築でマルタン・マルジェラの創作に触れられる1日限りの展示が開催。貴重なスケッチや映像作品も
ヴィンテージショップの名店「LAILA」が運営するオンライン・モードミュージアム「LA MUSEUM」が、マルタン・マルジェラの創作にフォーカスした1日限りの初のリアル展示を5月31日に実施する。

ヴィンテージショップの名店「LAILA(ライラ)」が運営するオンライン・モードミュージアム「LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)」がメゾン マルタン マルジェラにフォーカスする一日限りの初のリアル展示として、「Margiela at Villa in the Forest」を5月31日に実施する。
同ミュージアムは2024年7月に開設以来、LAILAが収集してきた歴史的なファッション作品をオンラインで展示してきた。「Art of Fashion」をポリシーに紹介される創造性あふれる展示品は全て、高精細な撮影により360度で鑑賞でき、細かいステッチまで見ることができる。

5月31日に行われる展示の舞台となるのは、長野県茅野市にある妹島和世が設計した建築「森の別荘」。現在オンラインで公開中のセカンドエキシビション「1950s - 2010s Part 2」でフィーチャーされているメゾン マルタン マルジェラ作品の中から、1989年~1999年に発表された合計12体の実物が展示される。
現在はファッションデザイナーを引退し、現代美術家として活動しているマルタン・マルジェラは、デビュー当時からリメイクや経年加工、サイジングなどを巧みに操り、ファッションの概念と美の規範を揺さぶってきた。作品の根幹にある思想はマルセル・デュシャンのレディメイドに近いとも言われる。今回展示される12体は、マルジェラ自身がブランドに携わっていたころの作品群だが、それらに加えて、1993年春夏コレクション、及び1993-94年秋冬コレクションの制作過程を記した貴重なスケッチブックや、2021年10月にパリのアートスペース「Lafayette Anticipations」で発表された映像作品も見ることができる。

森の中に佇む真っ白な円形建築である森の別荘は、白がブランドカラーであるメゾン マルタン マルジェラにとって必然の選択肢だったと言える。自然の中で、マルジェラの創作とともに妹島建築も堪能したい。
Margiela at Villa in the Forest
会期:2025年5月31日(土)
会場:森の別荘(長野県茅野市)
応募要項:抽選30名招待。応募・詳細は下記応募フォームにて。応募締め切り5月22日まで。
応募フォーム:https://forms.gle/E9CWzVjeiJt1FT4o7