NYで「ゴミを使ったアート」が流行中!? それらが示唆する社会経済状況、あるいはオプティミズム
大量生産、大量消費の経済サイクルから生み出される膨大なゴミ。そこには、環境破壊や公衆衛生への影響、グローバルな経済格差などさまざまな問題が見え隠れする。加速度的にゴミの量が増加する中、近年とみに存在感を増しているのが廃棄物を用いたアートだ。ニューヨークの3つの展覧会をレビューし、作品に込められたメッセージを読み解いていこう。
トリア・アスタキシュヴィリ《dark days》（2025）。MoMA PS1で開催中の展覧会「The Gatherers」より。Photo: Kris Graves/Courtesy MoMA PS1
セール・セルパス《tube of brief cadavers made sadder still》（2025） Photo: Kris Graves/Courtesy MoMA PS1
ダニカ・バルボザ《Hakini Sollemnis Dimidiatus》（2025） Photo: Courtesy the artist and Lomex
ニューヨークのジャッド財団で開催中の「Yuji Agematsu: 2023-2024」の展示風景（2025）。Photo: Timothy Doyon/Artwork ©Yuji Agematsu/Image ©Judd Foundation
