Perfumeが活動休止前に衣装展「FINAL EDITION」開催! メディアアートと歩んだ20年の軌跡を辿る
そごう美術館にて、アイドルグループ「Perfume」の衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION」が開催される。真鍋大度とライゾマティクスをブレインに、メディアアートの自由な実験場でもあった彼女たちのステージを彩った数々の衣装から、その軌跡を辿る試みだ。

2025年9月21日、東京ドーム公演を前に「コールドスリープ」に入ると活動休止を宣言したアイドルグループ「Perfume」の衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION」が、そごう美術館にて2025年11月15日から2026年1月12日まで開催される。
Perfumeは、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人組。独創的なダンスと中田ヤスタカによるサウンドが日本を超えて世界を魅了してきた。本展は、全国を巡回してきたPerfume衣装展の集大成として位置づけられ、ミュージックビデオ衣装とツアー衣装を同一空間に並べるなど、20年の変遷を通覧できる構成となる。
2025年末をもってグループとしての歩みに一区切りをつけるPerfumeだが、最先端の映像表現やデジタル技術とともに進化してきた彼女たちの衣装は、単なる舞台装置ではなく時代ごとのアイデンティティを象徴する存在でもあった。「FINAL EDITION」という名称が示す通り、本展は、そうした美学の実験場としての彼女たちの衣装を総覧する場でもある。
Perfumeの表現を語る上で欠かせないのが、メディアアーティストの真鍋大度とライゾマティクスの存在だ。2010年前後からライブ演出に携わり、紅白歌合戦でのドローン演出や、テキサス州オースティンで開催されるイノベーションとクリエイティブの祭典、SXSWでの実験的パフォーマンスなど、テクノロジーを駆使した斬新なステージを次々と実現してきた。真鍋は「制約をアイデアで超える」姿勢を貫き、音楽とダンスに加えて光、映像、空間を統合することで、Perfumeのライブを新たなアート体験へと引き上げた。その舞台では、スタイリスト三田真一らによる衣装が花を添えていた。
活動休止という大きな転機を背景に、20年にわたりテクノロジーと表現を融合してきたPerfumeという表現体の軌跡を、衣装を通じて辿ることができるだろう。
Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION
会期:2025年11月15日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
場所:そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階)
時間:10:00〜20:00(最終入館19:30)
※11月28日(金)、11月29日(土)、12月5日(金)、12月6日(土)は17:00まで(入館は30分前まで)
入館料:一般1,600(1,400)円、大学・高校生1,400(1,200)円、中学生以下無料
※()内前売り
https://sogo-museum.jp/