1977年公開『スター・ウォーズ』ポスター原画が6億円で落札！ シリーズ関連品オークション記録を更新
イラストレーターのトム・ユングが描いた映画『スター・ウォーズ』の宣伝ポスター原画が、ヘリテージ・オークションズで388万ドル（約6億460万円）で落札され、同シリーズに関連するオークション記録を更新した。
ヘリテージ・オークションズが12月10日に開催したハリウッド映画関連のメモラビリアのオークションで、映画『スター・ウォーズ』シリーズの宣伝ポスターに使われた原画が388万ドル（約6億460万円）で落札された。これにより、同シリーズに関連したアイテムのオークション記録が更新された。
イラストレーターのトム・ユングが描いたこの原画は、1977年にアメリカで公開された映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の広告ポスターとして使われた（日本公開は1978年）。原画は同作プロデューサーのゲイリー・カーツが所有しており、映画公開後はカリフォルニア州サンラファエルにあるカーツのオフィスに飾られていたが、その後自宅に移されたという。今回の出品はカーツの遺族によるものだ。
このアートワークは映画がアメリカで公開される2週間前の1977年5月13日に初めて全国紙に掲載され、『スター・ウォーズ』シリーズ第1作目の最初の宣伝ビジュアルとして使われた。その後は劇場パンフレットやビルボード、雑誌・新聞の広告など幅広く使われたという。ヘリテージ・オークションズのポップカルチャー＆歴史部門ディレクターを務めるチャールズ・エプティングはこう語る。
「今回の落札結果は、単に『スター・ウォーズ』関連の品のオークション記録を更新しただけでなく、ポップカルチャーのコレクタブルとアートワーク全体にとって画期的な瞬間です。この原画は、映画史に残る名作を形作ったアートワークであり、その影響力が今もなおコレクターたちを魅了し続けていることが、この結果からわかります」
このアートワークが落札されるまでは、今年9月に360万ドル（現在の為替で約5億6000万円）で落札されたダース・ベイダーのライトセーバーがオークション記録を保持していた。これ以外にも、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でレッド・リーダーことガーヴェン・ドレイスが操縦したXウィングのミニチュアも、およそ313万ドル（同約4億8700万円）で落札されている。
なお、映画ポスター原画のオークション記録は、7月にヘリテージ・オークションズで落札された『地獄の黙示録』の原画がこれまで保持しており、68万7500ドル（約1億700万円）でコレクターの手に渡っていた。（翻訳：編集部）
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