アムステルダム国立美術館が彫刻庭園を新設へ。ジャコメッティやブルジョワ作品を無料公開
アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム)は、2026年秋に新たな彫刻庭園を開設すると発表した。約111億円にのぼる寄付によって整備されるこの庭園には、アルベルト・ジャコメッティやルイーズ・ブルジョワ、ロニ・ホーンなど、20世紀を代表する彫刻家の作品が一堂に集められる。
アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム)は、2026年秋に新たな彫刻庭園をオープンさせると発表した。
地元紙ダッチ・ニュースによると、この彫刻庭園は、ベンチャーキャピタル企業CVCの共同創業者で、億万長者としても知られるロリー・ファン・ラッパルトが設立した「ドン・キホーテ財団」からの約7000万ドル(約111億円)にのぼる資金提供によって実現する。
新庭園は、ベルギー人ランドスケープ・アーキテクトのピート・ブランカールトの監修のもと設計される。場所は、ライクスミュージアムの向かい側に位置し、ボーレンヴェーテリング運河を挟んだ小さな公園「カレル・ウィリンクプランツォーン」。公園に隣接する、1910〜30年代にオランダで流行した「アムステルダム派」様式の3つのパビリオンは、彫刻に特化した企画展を行う展示室へと生まれ変わる。この改修は、ロンドンの建築設計事務所フォスター+パートナーズが担当する。
庭園には、アルベルト・ジャコメッティ、ルイーズ・ブルジョワ、アレクサンダー・カルダー、ジャン・アルプ、ロニ・ホーン、ヘンリー・ムーアなど、20世紀を代表する作家の彫刻作品が設置される予定だ。さらにファン・ラッパルトは、自身が所蔵する20世紀彫刻コレクションの一部を、同館に長期貸与することも決めている。
ライクスミュージアムの総館長タコ・ディビッツは声明の中で、新庭園について「現代彫刻を多くの人々に見てもらい、正当に評価されるようにする。そのことは、当館にとって20世紀美術のコレクションを前例のない形で強化することにも繋がります」と述べた。
新たな彫刻庭園は、同じくドン・キホーテ財団の支援によって整備された、館正面の花壇「ライクスミュージアム・ガーデン」と同様に、無料で一般公開される予定だ。(翻訳:編集部)
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