サグラダ・ファミリア「イエス・キリストの塔」がついに完成──144年の建設を経て高さ世界一の教会に

1882年に建設が始まったサグラダ・ファミリア大聖堂のメインタワー「イエス・キリストの塔」がついに完成した。完成を記念する式典は、ガウディの没後100周年にあたる6月10日に開催されるという。

サグラダ・ファミリア大聖堂の主塔に十字架が設置される様子。2月20日に撮影。Photo: Urbanandsport/NurPhoto
サグラダ・ファミリア大聖堂の主塔に十字架が設置される様子。2月20日に撮影。Photo: Urbanandsport/NurPhoto

建築家アントニ・ガウディによって設計されたバルセロナのサグラダ・ファミリア大聖堂が、大きな節目を迎えた。高さ172.5メートルにおよぶメインタワー「イエス・キリストの塔」の頂部に、高さ約17メートルの十字架が設置され、世界一高い教会となった。大聖堂の建設は1882年に開始されたが、1926年にガウディが亡くなった時点で完成していた塔は1基のみだった。

ガーディアン紙によれば、建設プロジェクトの責任者は、2月20日の十字架設置を「喜ばしく素晴らしい日」と称えたという。すべての塔の完成にはあと10年かかると見込まれているが、同紙は主塔の完成を「何世代にもわたり、ガウディの未完の建築とともに歩んできたバルセロナ市民にとって、感慨深い出来事」と祝した。

科学メディアのポピュラー・サイエンスによれば、十字架にはカタルーニャ地方で作られたガラスと陶製のタイル、そして石材が使われており、制作はドイツの職人たちが担ったという。十字架の各パーツは陸路と海路でバルセロナへ運ばれ、クレーンのオペレーターたちによって慎重に組み立てられた。この十字架は、内部に螺旋階段を収められるほどの大きさがあり、昼夜問わず輝くというガウディの構想を具現化している。

イエス・キリストの塔の完成を記念した式典は、ガウディの没後100周年にあたる6月10日に開催される予定。バルセロナはまた、2026年のユネスコ世界建築首都にも指定されており、6月28日から7月2日には国際建築家連合(UIA)による世界建築会議も開催される予定だ。ガウディ建築への注目が高まる中、2月初旬には、同じくバルセロナのユネスコ世界遺産に指定されているカサ・バトリョに現代アートの展示スペースがオープンしている。(翻訳:編集部)

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