江戸絵画が日本料理に! 品川プリンスホテルが「大英博物館日本美術コレクション」展とコラボ
品川プリンスホテルが「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱―海を越えた江戸絵画」展とコラボレーションし、日本画の美しい世界を食に翻訳する企画が開催される。

品川プリンスホテルにて、東京都美術館で開催される「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱―海を越えた江戸絵画」展とのコラボレーションメニューが、7月25日から10月18日まで館内レストラン「味街道 五十三次」で提供される。展覧会に出品される江戸絵画を、日本料理の技法と旬の食材によって表現する試みだ。
本企画は、大英博物館が所蔵する日本美術コレクションの里帰り展に合わせて実施されるもの。ホテルでは、江戸の人々が親しんだ四季の情景や花鳥風月の美意識を料理へと置き換え、展覧会の鑑賞体験を味覚へと拡張するコースを考案した。提供されるメニューは「百花繚乱御膳」(8500円)と「小花日和弁当」(6500円)の2種類。いずれも出展作品をモチーフにした料理が並ぶ。
代表的な一品を挙げると、狩野派による《秋冬花鳥図襖》から着想を得た「煮凝り」は、群青色の煮凝りで秋から冬へ移ろう水辺を表現。椎茸や人参、鶏肉、金箔を配し、花鳥画の華やかさを一皿に写し取った。
また、喜多川歌麿《文読む遊女》は、生春巻きに見立てられた一品として登場する。透けるライスペーパーを手紙に見立て、人参や水菜、食用花によって秘めた恋文を表現。以上両メニューに入る。
さらに「百花繚乱御膳」には、円山応挙《虎の子渡し図屏風》をもとに、親子の虎の姿を丸みのある玉子焼きで表現した料理が用意される。
近年、美術館とホテル・レストランによるコラボレーションは珍しくなくなったが、本企画の特徴は、作品を単に装飾的に引用するのではなく、日本料理の技法を用いて絵画の構図や季節感、物語性を再構築している点にある。鑑賞後の余韻を食へと接続することで、美術作品を五感で体験する機会を創出している。

「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱―海を越えた江戸絵画」は、東京都美術館開館100周年を記念して開催される展覧会。大英博物館に収蔵されてきた江戸絵画の名品を紹介し、日本美術が海外でどのように受容・保存されてきたかをたどる。展示はコラボレーションと同様、7月25日から10月18日まで実施される。
品川プリンスホテル × 「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱―海を越えた江戸絵画」展
会期:2026年7月25日(土)〜10月18日(日)
会場:品川プリンスホテル メインタワー38階「味街道 五十三次」
メニュー:百花繚乱御膳(8500円)、小花日和弁当(6500円、いずれも税込・サービス料13%別)









