トランプ金箔像「ドン・コロッサス」、支払い紛争を経て設置完了──トランプ所有の高級ゴルフ場に
ドナルド・トランプ大統領の金箔像が、長期化したトラブルを経てマイアミのゴルフ場に設置された。暗号資産「$PATRIOT」投資家グループが発注したこの巨大彫刻は、支払いや著作権をめぐる作家との対立により、設置が遅れていた。
ドナルド・トランプ大統領の金箔仕上げの像が、長期化した支払いをめぐる紛争の末、マイアミにある最高級ゴルフリゾート、トランプ・ナショナル・ドーラル・ゴルフクラブに設置された。
オハイオ州を拠点とする彫刻家アラン・コットリルが手がけたこのブロンズ彫刻は、高さ約15フィート(約4.5メートル)、台座を含めると約22フィート(約6.7メートル)に達し、作家自身が提案したアップグレードにより金箔で仕上げられた。コットリルは、「渇きで死にかけている男に氷水を差し出すようなものだった(相手にとって願ってもない提案だった)」とデイリー・ビーストに語っている。
本プロジェクトはそもそも、暗号資産「$PATRIOT」の宣伝を目的に、「$PATRIOT」の投資家グループが発注したもの。この金箔の追加仕様により、費用は30万ドル(約4700万円)から36万ドル(約5600万円)へと押し上げられた。
同投資家グループは、支払い確定前にトークンのマーケティングのため像の画像を無断使用し、コットリルはこれが著作権侵害にあたるとして補償を要求していたが、作家によれば、両者は最終的に、この使用に対する追加料金で合意したという。しかし、この追加料金を含む9万6750ドル(約1500万円)が未払いであったことから、コットリルは像の引き渡しを拒否し、全額の支払いが完了するまで所在非公開の場所に保管していた。
そして4月下旬、投資家グループはコットリルに残金を支払い、像は最終的に、同コースで開催されるPGAツアー大会を目前に搬入・設置され、選手や観客のあいだでたちまち話題となった。「ドン・コロッサス」の呼称を持つこの像は、2024年の暗殺未遂後に見せたジェスチャーを想起させる、トランプが拳を掲げた姿で表現されており、SNS上でも広く注目を集めている。中には、そのスケールやポーズ、金色の仕上げが、北朝鮮の金日成など権威主義的指導者の記念碑を想起させるという批判もあるが、支持者からは賛辞として評価する声も上がっている。(翻訳:編集部)