写真フェスティバル「T3」が10月開催。テーマは「&(と)」、アートフェアや海外キュレーターのトークも

国際写真フェスティバル「T3フォトフェスティバル東京(T3)」が、2026年10月3日から26日まで開催される。今年のテーマは「&(と)」。東京駅周辺を舞台に、国内外の写真家による展覧会に加え、アジアの写真シーンに焦点を当てたアートフェアなど多彩なプログラムを展開する。

ルーカス・フォグリア〈Constant Bloom〉より 

国際写真フェスティバル「T3フォトフェスティバル東京(T3)」が、2026年10月3日から26日まで開催される。

2017年に東京を拠点として発足したT3は、フェスティバル、フェア、人材育成プログラムの3つを柱とする国際的な写真文化プラットフォームだ。8回目となる今回のテーマは「&(と)」。 「自分と他者」「男と女」「自然と都市」のように、何かを区別したり対比したりする際に使われる「と」に着目し、二項対立にとどまらない新たな視点を問いかける。

T3の見どころのひとつが、東京駅周辺で展開される企画展だ。東京ミッドタウン八重洲では、1983年生まれのアメリカ人写真家ルーカス・フォグリアによる個展「Constant Bloom」を開催する。世界最長の渡りを行う蝶、ペインテッド・レディ(ヒメアカタテハ)が、アフリカから中東、地中海を越えてヨーロッパへ移動する軌跡を追いながら、国境を越えて移動する人々の姿も記録した作品を紹介する。

東京建物日本橋ビルと三栄ビルでは、都市のストリートに広がる日常風景を切り取る作品で知られるサラ・ファン・ライの展示を実施。今回はパリ、ニューヨーク、ソウルを歩くなかで生まれた作品を、三栄ビルの屋外壁面と東京建物日本橋ビルの内部空間に展開する。

ルーカス・フォグリア〈Constant Bloom〉より
サラ・ファン・ライ作品。©Sarah van Rij
アントニー・ケアンズのMEPでの展覧会「PXL CTY」展示風景。Photo: Maison européenne de la photographie, Paris, 2022. ©Tadzio
ピータン《字宙の一粒を持ち支えようとした妄想》©PIDAN
鈴木のぞみ《見沼代用水 通船堀をデザインした欄干の穴から 緑区 埼玉》 2023年 <Monologue of the Light>より
上原沙也加《沖縄県 豊見城市 浦添》2017年<眠る木>より ※受賞時の作品名「The Others, 2016–2019」から改訂

TODA BUILDINGでは、パリを代表する写真芸術の国際機関MEP(メゾン・ユーロペンヌ・ド・ラ・フォトグラフィー)が、新進作家や実験的な写真表現を世界へ発信するプラットフォーム「STUDIO」と連携した国際共同キュレーション企画を実施する。現代写真を代表する作家のひとりであるアントニー・ケアンズと、中国出身で東京在住のアーティスト、ピータンが共同で作品を出展する。また、同ビル内のGallery & Bakery Tokyo 8分では、鈴木のぞみと上原沙也加による2人展も開催される。

さらに、10月17日から19日には、2026年秋に本格オープンを迎えるTOFROM YAESU TOWERで、アジア全域における写真の文化的・創造的な可能性を再考するアートフェア「T3 PHOTO ASIA」を展開する。同会場では、17日と18日の2日間にわたり、ブックフェア「T3 BOOK MARCHE」を実施。アーティストや出版者が自ら作品を持ち寄り、来場者と交流する場を創出する。

このほか、ホイットニー美術館のキュレーターであるドリュー・ソイヤーや、ポンピドゥー・センター写真部門チーフキュレーターのフロリアン・エブナーらを招いたトークプログラムも予定されている。

T3フォトフェスティバル東京2026
会期:10月3日(土)〜10月26日(月)
場所:東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアの屋内、屋外会場
時間:会場により異なる

T3 PHOTO ASIAT3 BOOK MARCHE
会期:10月17日(土)〜19日(月)※BOOK MARCHEは17・18日のみ
場所:TOFROM YAESU TOWER 6F(東京都中央区八重洲一丁目9番)

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