進化系「アートかき氷」4選──冒険心をくすぐる一杯から、苦味と甘味の重奏まで
美術館併設のカフェやレストランは単なる休憩の場ではなく、鑑賞体験の延長線にある「もうひとつの展示室」。今回は、シャリシャリとほおばるごとに冷たさが染み渡る、夏限定のかき氷を特集。展示の熱気をクールダウンしよう。

都内近郊のミュージアムカフェには、この夏も見た目にも味にも趣向を凝らしたかき氷がラインアップ。シャリッとした氷が口の中でほどけ、フルーツやシロップ、アイスクリームなど多彩な味わいと重なっていく。素材を贅沢に使った一杯から、意外な組み合わせが生み出す大人の味わいまで、進化系の「アートかき氷」4品を厳選して紹介する。展示鑑賞の余韻とともに、ひんやりとした氷菓を楽しんでみてはいかがだろう。
京都の素材が織りなす爽やかな余韻【東京国立博物館】
東京国立博物館の応挙館にある「TOHAKU茶館」で味わえるのは、大人の夏にふさわしい贅沢なかき氷「京丹波完熟梅と桃」。きめ細かく削られた味付き氷の上には、円山応挙が出身という京都丹波産の完熟梅ピューレとみずみずしい桃の果肉がたっぷりとあしらわれている。完熟梅の微かな酸味を伴う甘さとジューシーな桃の甘みが口いっぱいに広がり、添えられたレモンとナッツ、カルダモンがよいアクセントに。温かいほうじ茶と塩昆布がつくのもありがたい。
東京国立博物館「TOHAKU茶館」
住所:東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館 応挙館
営業時間:10:00〜16:30(ラストオーダー16:00)
休業日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
展示のつづきを味わう体験型スイーツ【府中市美術館】
緑豊かな都立府中の森公園内に位置する府中市美術館。館内の「府中乃森珈琲店」では、企画展「『おたから』探してミュージアム!」の世界観を落とし込んだ夏季限定の「冒険家のためのかき氷」が楽しめる。氷を掘り進めると現れるフルーツや宝石のような虹色のザラメに加え、王冠やランタンなどのオリジナル「冒険家ピック」が添えられる遊び心満載の仕掛け。琥珀色の薬草コーディアルを回しかけながら味や香りの変化をたどる時間は、まさに宝探しだ。他にも府中乃森珈琲店では、かき氷専門店「南極堂STAND」のかき氷9種も販売している(ソース無くなり次第終了)。かき氷好きは何度も足を運びたくなるスポットだ。
府中市美術館「府中乃森珈琲店」
住所:東京都府中市浅間町1-3 府中市美術館1階
営業時間:10:00〜17:00(ラストオーダー16:30)
休業日:月曜日(祝日の場合は火曜日)、他休業日は店舗ホームページを確認
泡の妖精と過ごす海辺のひんやりタイム【新江ノ島水族館】
9月30日まで企画展「えのすいまるごと大解剖展」を開催中の新江ノ島水族館。その公式キャラクター、あわの妖精「あわたん」をモチーフにしているのが、「あわたんフルーツかき氷(ラムネ)」だ。涼しげなブルーのラムネかき氷に色とりどりのフルーツを散りばめ、コロンとした愛らしいあわたん型のケースに閉じ込めた。海の世界を巡ったあとに頬張る冷たいラムネ氷の爽快感は格別。食べ終わったあとの特製ケースを持ち帰れば、夏の楽しい思い出に。
新江ノ島水族館「あわたんカフェ」
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 新江ノ島水族館1階
営業時間:11:00〜17:00
休業日:館に準ずる
パワースポットで大人向けかき氷を堪能【鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム カフェ】
鎌倉のパワースポット、鶴岡八幡宮の境内に佇む坂倉準三設計の「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」。鎌倉の歴史や文化を伝える同館の隣に位置するカフェでは、栃木の天然氷を使用した本格的なかき氷が味わえる。「コーヒーゼリーとほうじ茶アイスのかき氷」は、エスプレッソから作られた自家製コーヒーゼリーの苦味が際立つ大人向けの味わい。天然氷の中にはほうじ茶アイスが隠れていて、香ばしさを誇るドリンク二大巨頭が絶妙に調和する。別添えの練乳をかければ、ミルキーな甘さへの変化も楽しい。
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム カフェ&ショップ
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53
営業時間:10:00〜17:00(ラストオーダー16:30)
休業日:月曜日(祝日の場合は火曜日)



















