キム・カーダシアンが告白、初のオークション落札は「モネ」。購入のきっかけは人気映画の辛辣なセリフ

キム・カーダシアンの伝記が10月下旬に出版された。その中で彼女は、初めてオークションで落札したのはクロード・モネの「灰色の」作品だったこと、そのきっかけとなった映画や入札に熱くなった理由を明かしている。

アカデミー映画博物館の第6回アカデミー・ミュージアム・ガラに出席したキム・カーダシアン(2026年10月17日撮影)。Photo: Kevin Winter/GA/The Hollywood Reporter via Getty Images

10月下旬、キム・カーダシアンの伝記『Citizen Kim: The Woman Who Created the Future(市民キム:未来を創り出した女性)』が出版された。著者のジョナサン・ヴァン・メーターが長年の取材をもとに執筆したこの伝記では、億万長者にしてリアリティ番組のスターであり、下着・アパレルブランド、SKIMS(スキムズ)の共同創設者でもあるカーダシアンがモネの絵画を所有していることが明かされている。

ハリウッド・リポーター誌の記事に含まれる同書からの引用によると、カーダシアンがモネに関心を抱いて作品を購入することになったきっかけは、アリシア・シルバーストーン主演の映画『クルーレス』だったという。著者のヴァン・メーターは、「キムがモネを購入したのは、パリのオランジュリー美術館で有名な《睡蓮》の連作を鑑賞したからでも、元夫カニエ・ウェストの影響でアートの世界に触れたからでもない」と書いている。

1995年に『クルーレス』が公開された当時14歳だったカーダシアンは、この映画をお気に入り映画の一つに挙げている。アリシア・シルバーストーンが演じた主人公シェール・ホロヴィッツは、やり手の訴訟弁護士の娘という設定だが、これはカーダシアンの亡き父ロバート・カーダシアンが著名弁護士だったことと重なる。

この映画におけるシェールの有名なセリフに、「彼女はまさに『モネ』ね。ほら、絵画みたいなものよ」というくだりがある。「遠くから見る分にはいいけど、近くで見ると最悪」──このセリフこそ「私がモネの絵を買った理由」だとして、カーダシアンはヴァン・メーターにこう語っている。

「私が自分で初めて買った本物の芸術作品はモネの絵でした。あの映画では、遠くからの見栄えはいいけれど、近くで見るとごちゃごちゃな感じの女の子たちを『モネ』と呼んでいたからです」

伝記には、カーダシアンがモネの絵画を手に入れたオークションの様子ついても書かれている。それは、フェンディの元ウィメンズウェア・アーティスティック・ディレクターで、「フェンディ×スキムズ」のコレクションで彼女とタッグを組んだキム・ジョーンズとローマに滞在していたときのことだった。

「このモネの絵がどうしても欲しかったんです。グレーを基調とした作品で、(嵐の海を描いた)美しい風景画でありながら全体がグレーなんです。(中略)パームスプリングスにある、安藤忠雄が設計したコンクリート打ち放しの家に飾りたくて。それで、何度も入札を繰り返したのですが、オークションに参加するのはこれが初めてだったので、どういう仕組なのかよく分かっていませんでした」

カーダシアンは続けてヴァン・メーターにこう語っている。「でもすっかり夢中になって、一緒にいたキム・ジョーンズが『いけ!』と背中を押してくれて落札しましたが、その場の勢いで予算をオーバーしてしまいました」。フェンディとスキムズのコラボが発表されたのは2021年なので、このモネ作品もその頃に購入されたものと見られる。

ちなみにカーダシアンは2020年のE!誌のインタビューで、これまでにもらった贈り物の中で一番気に入っているのはルーチョ・フォンタナの絵画だと答えている。2022年にヴォーグ誌が彼女の自宅を取材した際、暖炉の上にはそのフォンタナの白い絵が飾られていた。(翻訳:石井佳子)

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