イーロン・マスク率いるX(旧Twitter)がプロフィール写真のNFT設定機能を突然終了
X(旧ツイッター)の有料会員向けサービスだった、プロフィール写真にNFTを設定できる機能が突然停止された。1月9日、イーロン・マスクが2024年のXに関する壮大なビジョンを発表した直後のことだ。
X(旧ツイッター)のプロフィール写真にNFTを設定出来る機能は、2022年1月に前経営陣の下で始まった。有料会員の利用者がイーサリアムでミントされたNFTをプロフィールに設定すると、アイコンが丸ではなく六角形で表示される。それをクリックすると、NFTのコレクション、コントラクトアドレス、TokenID、NFT鋳造に関する詳細を確認することが出来る仕様だった。
この機能の停止を最初に報じたTech Crunchによると、現在はXのサポートページからNFTのプロフィール写真に関する情報が全て削除されているという。しかし、NFTをプロフィール写真に設定しているアイコンは、まだ六角形のままだ。それが今後廃止されるかどうかは分かっていない。
ユーザーにブランドの創造やコレクション体験を提供し、新しさとオリジナリティで一世を風靡したNFTだが、その先行きは決して明るいとは言えない。例えば、インスタグラムやフェイスブックの親会社であるメタ社は、2023年3月にNFTのサポートを停止した。ここ数カ月で取引額が16億ドル(約2328億円)を超えて市場は回復しているものの、Bored Ape Yacht Club(BAYC)のような一部の高額トークンの価値はピーク時から急落している。(翻訳:編集部)
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