フランスの老舗ガラスメゾン、ラリックが、ザハ・ハディドと婁正綱のコラボ作品をTokyo Gendaiで発表
フランスのガラスメゾン、ラリックは、7月5日から7月7日までパシフィコ横浜で開催される、第2回Tokyo Gendaiとオフィシャルパートナーシップを締結した。会場内のVIPラウンジでザハ・ハディドと婁正綱のコラボ作品を展示販売する。
ラリックは、アール・デコの代名詞的存在であるルネ・ラリックにより1888年に設立されたフランスのガラスメゾン。現在は、130年以上に渡り培ってきたサヴォワ・フェール(伝統の職人技術)と、現代アーティストや建築家、デザイナーがコラボレーションした「ラリック アート」を発表するなど、革新性とオリジナリティある作品を発表している。
そんなラリックが、7月5日から7月7日までパシフィコ横浜で開催される第2回Tokyo Gendai(7月4日はVIPプレビュー)のオフィシャルパートナーを務める。同社は会場内のVIPラウンジで、「ラリック アート」の中から建築家、ザハ・ハディド(1950-2016)と中国の書画家、婁正綱(ろうせいこう) とのコラボレーションシリーズを展示販売する。
ザハ・ハディドとのコラボ作品は、「クリスタル・アーキテクチャ」シリーズより、力強い水のダイナミズムと自然体系を捉えた《フォンタナ》と、自然界の複雑さと美しさを反映した《ヴィジオ》、《マニフェスト》の3点を展示する。いずれの作品も、かつて「アンビルトの女王」と称された彼女特有の曲線美と脱構築的なアプローチが息づいている。
1966年に中国の黒竜江省に生まれ、20歳から日本を拠点に活動する書画家、婁正綱は、中国伝統の水墨画と現代アートを融合させた斬新な作品で世界的に高い評価を得ている。今回は、彼女の代表的なシリーズ《サン・アンド・ムーン(Sun & Moon)》をラリック・クリスタルで再解釈した作品を初公開する。婁とラリックが数百時間かけて共同制作した同作は、一方の面に婁がエナメルで太陽を描き、もう一方の面にはラリックの職人が月のレリーフを作ることで、中国の伝統に根ざしながら抽象性を追求し超越する芸術家である婁正綱と、1世紀以上にわたって培われたラリックの伝統が融合している。
Tokyo Gendai
会期:7月5日(金)~ 7月7日(日)※7月4日ははVIPプレビュー
会場: パシフィコ横浜 ホールC/D (神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)
時間:11:00~18:00(4日は17:00まで)