フリーズ・ニューヨークが出展ギャラリーを発表。「国際的な存在感をさらに強めた」ラインアップ

フリーズ・ニューヨークが2025年の出展ギャラリーを発表した。今年もニューヨークのThe Shedを会場に、25以上の国と地域から67ギャラリーが出展する。会期は5月7日から11日まで。

2024年のフリーズ・ニューヨークの様子。
2024年のフリーズ・ニューヨークの様子。Photo: Maximilíano Durón/ ARTnews

5月7日から11日までThe Shedで開催されるフリーズ・ニューヨークが、今年の出展者リストを発表した。今回は、ガゴシアンデイヴィッド・ツヴィルナーなどニューヨークに拠点を構えるメガギャラリーや、ペロタンホワイトキューブ、グッドマン・ギャラリー、Kurimanzuttoなどの有力ギャラリーを含め、25以上の国と地域から、67ギャラリーが出展する。日本からは、小山登美夫ギャラリーがリストに名を連ねている。

「フォーカス」セクションは昨年に引き続きLumi Tanがキュレーションを担当し、若手ギャラリーや新進アーティストを紹介する。このセクションでは、初参加となるChamp Lacombe(ビアリッツ)、G Gallery(ソウル)、King’s Leap(ニューヨーク)、Management(ニューヨーク)、Public(ロンドン)、Voloshyn Gallery(マイアミ、キーウ)、Yeo Workshop(シンガポール)の7軒を含めた合計12ギャラリーが個展を開催する予定だ。プレスリリースの中でTanは、「今年のフォーカスは、ソウル、シンガポール、ロンドン、キーウ、ビアリッツといった都市からのギャラリーが加わり、国際的な存在感を一層強めることができました」とコメントしている。

とくに注目すべきは、新型コロナウイルスの合併症により30歳で亡くなったアーティスト兼キュレーターのジェニー・クレインへのオマージュ作品、ダニエル・ブラズウェイト=シャーリーによるブラック・トランスジェンダーの体験を探究する映像作品、バリを拠点に活動するチトラ・サスミタによるインドネシアの叙事詩を織物で再解釈した作品など。

また、フリーズ期間中は、ホイットニー美術館のエイミー・シェラルド回顧展、グッゲンハイム美術館でのラシード・ジョンソン回顧展ほか、ニューヨーク各地の主要美術館でも特別展が開催される予定だ。

※出展ギャラリーの一覧はこちら

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