知っておきたい「抽象表現主義」 歴史と代表作家を一気におさらい──ジャクソン・ポロックからマーク・ロスコまで

1945年に終結した第2次世界大戦で世界の経済が壊滅的な打撃を受ける中、1国だけ例外があった。それが米国だ。そんな戦後の環境で生まれた抽象表現主義とは何か。そのルーツや時代背景、主要なアーティストについておさらいしてみよう。

ヘレン・フランケンサーラー《Yellow Canyon(イエロー・キャニオン)》(1968)キャンバスにアクリル。約170 × 198cm  Stephen Smith/Sipa USA via AP
ハンブルク美術館で開催されたマーク・ロスコ回顧展(2008年5月16日〜9月14日) Jens Ressing/picture-alliance/dpa/AP Images
トワイヤン(マリー・チェルミノーヴァ)《Portrait of Andre Breton(アンドレ・ブルトンの肖像)》(1950)キャンバスに油彩、ミクストメディア、約46 × 63.5cm Roman Vondrous/AP
アーシル・ゴーキー《The Liver is the Cock’s Comb(肝臓は雄鶏のとさか)》(1944)キャンバスに油彩。約186 × 250cm。オルブライト=ノックス美術館蔵(ニューヨーク州バッファロー) WIKIMEDIA COMMONS
ジャクソン・ポロック《Blue Poles(ブルー・ポールズ)》(1952) キャンバスにエナメル塗料、アルミニウム塗料、ガラス。約212 × 489cm。オーストラリア国立美術館蔵(キャンベラ) Laura Dale/PA Wire/Press Association Images
ウィレム・デ・クーニングの4つの無題の作品(1964年頃)紙にインク、各約28 × 22cm Stephen Smith/Sipa USA via AP
「Procession: The Art of Norman Lewis(行進:ノーマン・ルイスの芸術)」の展示風景。フィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミー(2015年11月12日〜2016年4月3日) Matt Rourke/AP