グッチがアーティスト7名とコラボレーション。ビンテージバッグをアップサイクルした作品の展示が開催
グッチが日本上陸60周年を記念して、「Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」展を8月2日から開催する。人間国宝の桂盛仁や、写真家の森山大道をはじめとする7名の日本人アーティストによって作品に姿を変えたビンテージの「グッチ バンブー 1947」は、展覧会の会期が終了するとアートピースとして販売される見通しだ。
イタリアのラグジュアリーブランドのグッチが、同ブランドの日本上陸60周年を記念し、日本の伝統工芸作家や現代美術家とのコラボレーションを発表した。今回のプロジェクトで用いられるのは、同ブランドのアイコンバッグ、「グッチ バンブー 1947」のビンテージ60点。これらを、日本人作家7人がそれぞれの視点からアップサイクルして唯一無二のアートピースとして蘇らせるという試みだ。
グッチ バンブー 1947は、質の高い素材を手に入れることが困難だった戦後期のイタリアで、ブランド創設者のグッチオ・グッチとフィレンツェの職人たちが、日本の竹をバッグのハンドルに加工して用いたという背景がある。
今回、白羽の矢が立てられたのは、彫金家で人間国宝の桂盛仁、その弟子の北東尚呼、塗師の渡慶次愛、陶芸家の中里博恒、写真家の森山大道、そして画家の八重樫ゆいと横山奈美の7名。作品として完成した60点のグッチ バンブー 1947は、8月2日から9月23日まで、東京銀座のグッチ銀座 ギャラリーにて開催される展覧会、「Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」にて一般公開され、展覧会終了後には、アートピースとして販売される予定。長きにわたって愛される象徴的なプロダクトを、日本人作家たちがどんなふうにアップデートするのか楽しみだ。
「Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」
会期：8月2日（金）〜9月23日（月・祝）
会場：グッチ銀座 ギャラリー
時間：11:00〜18:00（最終入場 17:00／8月2日〜4日は最終入場16:00、17:00終了）
入場料：無料
