DIC川村記念美術館が国際文化会館との協業を発表。ロスコの「シーグラム壁画」は全てSANAA設計の特別展示室へ

DIC川村記念美術館は3月12日、今後の美術館運営に関する計画を発表。公益財団法人国際文化会館とアート・建築分野を起点とする協業関係を結ぶことを明らかにした。

国際文化会館。2007年撮影。Photo: Wikimedia Commons

4月1日から休業を予定しているDIC川村記念美術館は3月12日、公益財団法人国際文化会館とアート・建築分野を起点とする協業関係を結ぶことを発表した。

この協業により、DIC川村記念美術館は、戦後アメリカ美術を中心とする20世紀の美術品コレクションの中核を東京・六本木の国際文化会館へと移転する。

また、同館のコレクションを代表するマーク・ロスコの「シーグラム壁画」7点は全て、国際文化会館が建設する新西館へと移設。建築ユニットSANAA(妹島和世+西沢立衛)が設計する常設展示室「ロスコ・ルーム」が開設される。同スペースはDICと国際文化会館が共同運営する形となり、この新館が核となりアート・建築の力で民間外交・国際文化交流を推進する公益プログラムの充実を図っていく。

今回の協業の合意により、日本に「シーグラム壁画」が留まる事が決まった。これを受けて、マーク・ロスコの娘ケイト・ロスコ・プリゼルと息子クリストファー・ロスコは、プレスリリースに次のコメントを寄せた。

「DIC川村記念美術館とその象徴的なコレクションは、アート愛好家に長年愛されてきましたが、新たに東京に拠点を移しても、その価値観は受け継がれ、さらに多くの来館者が美を堪能できることでしょう。なかでも、ロスコを象徴する「シーグラム壁画」7点を展示するためのロスコ・ルームは魅力的な瞑想空間であり、新しい美術館で再現されることをとても喜んでおります」

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