ARTnewsJAPAN

ポール・スミスがロンドンにギャラリーをオープン! こけら落とし展はテキスタイルの歴史にフォーカス

ポール・スミスがロンドンの旗艦店の地下にギャラリーをオープンすることを発表した。こけら落とし展示では、テキスタイルの社会・文化的役割について、そしてブランドにとってどういった意味をもつのかを紐解き、その歴史を振り返るという。

ポール・スミス。Photo: Michael Buckner for WWD

10月9日から13日まで開催されるフリーズ・ロンドンをはじめ、ロンドンではアートセールやフェアが目白押しとなるなか、ポール・スミスは、メイフェアのNo. 9 Albemarle Streetにある旗艦店の地下に常設ギャラリー「ポール・スミス・スペース」をオープンすると発表した。

このスペースの管理と展覧会のマネージャーを務めるのは、ソーホー・ハウスやホワイトチャペル・ギャラリーの勤務経験をもつ、ケイティ・ヘラー。これらの業務と同時に彼女は、ブランドとアート界との関係を強化するパートナーシップの締結業務も兼任するという。

ギャラリーのこけら落としとなる展覧会は10月10日〜11月18日に開催される「Fabric of Life」と題された展覧会だ。本展はデジタルアートの企画・運営会社のVorticと共同計画しており、キャサリン・ローウィーがキュレーションを担当している。

「Fabric of Life」では、ハンガマ・アミリ(Hangama Amiri)、サラ・バーマン、ベア・ボナフィーニ、ティファニー・デルーン、デルフィン・デネレアズ、カミラ・エメソン(Camilla Emson)などのアーティストの作品が展示される。これまでも同ブランドの店舗では、デイル・チフーリやパット・ヴェイル、そしてイボンヌ・ロバートといったアーティストの作品が展示されてきた。

この展覧会では、テキスタイルがポール・スミスのブランドにとってどういった意味をもつのか、社会、政治、文化においてどのように貢献したのかを深く掘り下げていくと同時に、織り、刺繍、染色から縫製まで、テキスタイルのさまざまな使用方法に焦点を当てているという。(翻訳:編集部)

from ARTnews

あわせて読みたい