ボッテガ・ヴェネタ×森岡書店が菅原敏の詩に焦点を当てた展示を開催。沙里による香りの演出も
ボッテガ・ヴェネタと銀座の書店・森岡書店がコラボレーションし、6月19日より「La Libreria curated by 森岡書店 ―菅原敏『珈琲夜船』」展を開催する。

ボッテガ・ヴェネタと、一冊の本とその背景を売る銀座の書店、森岡書店がコラボレーションし、6月19日より同ブランドの旗艦店、銀座フラッグシップにて詩人の菅原敏による詩集『珈琲夜船』(雷鳥社)に焦点を当てた展示を開催する。
職人技術と創造性を価値の核に据えるボッテガ・ヴェネタはこれまでもアートシーンと深い関わりをもち、写真家アレック・ソスの展示や韓国・リウム美術館でのカン・ソギョン展、アート誌『Magma』やトウキョウアートブックフェアなど、様々なかたちで文化芸術をサポートしてきた。
本展では、菅原敏による詩集『珈琲夜船』より選出した5編の詩に着想を得て、La Nuit parfumなどの香りを制作する調香師・沙里が5種の香り創出。珈琲の葉や花、塩、石、貝殻などの天然素材から抽出された香りを聞きながら菅原の詩の世界に入り込む、詩と香りが交差する空間を楽しめる。
『珈琲夜船』は菅原の第4作にあたり、コーヒーを片手に見知らぬ夜の旅に出る“小舟”としての詩集と位置付けられている。ボッテガ・ヴェネタのブランドカラーであるグリーンを思わせる表紙をめくると、漆黒の海を一艘の船が漕ぎ出し、どこか懐かしい情景を描く詩31編が並ぶ。
La Libreria curated by 森岡書店 ―菅原敏『珈琲夜船』展
会場:ボッテガ・ヴェネタ 銀座フラッグシップ 5階
会期:2025年6月19日(木)〜6月29日(日)(6月21日はイベントのためクローズ)
時間:14:00~19:00