村上隆とルイ・ヴィトンが「持ち運べるアート」を共創! 最新コラボ「アーティーカプシーヌ」の全て
ルイ・ヴィトンと村上隆がコラボレーションコレクション「アーティーカプシーヌ コレクション」をアート・バーゼル・パリで発表した。

ルイ・ヴィトンの、アートとの継続的な対話を象徴するシリーズ「アーティーカプシーヌ コレクション」第7弾として、村上隆との最新コラボレーションが発表された。コレクションは11点の限定バッグで構成され、10月21日、アート・バーゼル・パリにて披露された。
本シリーズは、ルイ・ヴィトンのアイコンバッグ「カプシーヌ」を現代アーティストが「真っ白なキャンバス」として再解釈するプロジェクト。これまでにダニエル・ビュレン、ウルス・フィッシャー、パオラ・ピヴィなど30組以上のアーティストが参加してきた。第7弾では、日本を代表するアーティストであり、メゾンの長年のコラボレーターである村上が、彼の色鮮やかでユーモラスな世界観を11種のデザインに落とし込んだ。職人技と先端技術が融合した、まさに「持ち運べるアート」だ。

なかでも注目は、虹色の花を象った「カプシーヌ EW レインボー」。村上の代表的モチーフであるレインボーフラワーをバッグの形状そのものに昇華させた。また、幻想的なマッシュルームを刺繍した「カプシーヌ ミニ マッシュルーム」、キャラクター「DOB君」をタコに変身させた「カプシーヌ ミニ テンタクル」、そして全長18メートルの絵画《Dragon in Clouds – Indigo Blue》(2010年)をバッグ上で再構築した「カプシーヌ EW ドラゴン」など、どの作品も彫刻的な造形と遊び心が共存している。さらに6250個のストラスを手作業で施した「パンダ クラッチ」は、アーティストのアイデアとメゾンのクラフトの極致を象徴する一点だ。
村上隆とルイ・ヴィトンは、2003年春夏の「モノグラム・マルチカラー」コレクションに始まり、2008年の「モノグラモフラージュ」、近年の20年ぶりの再タッグなどを通じて、ファッションとアートの融合の歴史を切り拓いてきた。本コレクションは、その歴史の最新章として、アートとラグジュアリーの新たな共鳴を提示する。
ルイ・ヴィトンの創造の原点である「旅の精神」と、村上隆のポップと哲学が交差するこのコレクションは、アートとクラフツマンシップが生み出す最高峰の対話といえるだろう。





















