中国で約5000年前の大型住居跡を発見。驚くべき仰韶文化の建築技術
中国河南省中部の仰韶村にある遺跡の発掘調査で、5千年前の大型住居跡や、儀式用のヒスイの斧、村の軍事力を示すインフラなどが発見されたと『新華社通信』が伝えた。
発掘は2020年に始まり、2年の歳月をかけての発見となった。 河南省文化財・考古研究所の李志偉は新華社のインタビューで、「大型住居跡の発見は、1921年の発掘調査以来となります。今回の発見は、仰韶文化の家屋の種類や形状、建築技術などを研究するための新たな資料となるでしょう」と語った。
仰韶(ぎょうしょう)文化は、1921年に初めて遺跡が発見された仰韶村にちなんで名づけられた。仰韶での調査は、中国の考古学の歴史の最初期から行われており、発掘調査によって、黄河中流域にこの文化の痕跡が残っていることがわかった。
先史時代の紀元前5千年頃から紀元前3千年頃まで存在した仰韶文化は、中国で最も長く続いた文化であり、中国文化の発展に極めて重要な役割を果たしたと考えられている。
仰韶族は、耕作地がなくなると別の場所に移動する焼畑農業の半遊牧民文化から始まった。文化の中・後期には集落や階級が形成され、彼らは優れた陶器を作り、絹織物を生産した。
今回の発見は、仰韶村が多くの人口を抱え、人工的な塹壕を含む強固な防衛力を有していたことを裏付けるものであるという。(翻訳:編集部)
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