「億万長者は存在すべきでない」と主張するマムダニNY市長、豪華セレブ集結のメットガラに参加せず

富の極端な集中に反対するニューヨーク市長、ゾーラン・マムダニが、セレブリティの豪華なファッションで毎年話題を呼ぶメットガラに出席しないと報じられた。メットガラはメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートの運営資金を集めるチャリティイベントで、毎年特別展のオープニングを飾る恒例行事として知られている。

2026年1月、ニューヨーク市長の就任式に出席したゾーラン・マムダニと妻のラマ・ドゥワジ。Photo by Spencer Platt/Getty Images

ニューヨーク・ポスト紙のセレブ・エンタメ情報部門「ページシックス」が4月15日に消息筋の話として伝えたところによると、5月に開催されるメットガラニューヨーク市長のゾーラン・マムダニとその妻ラマ・ドゥワジは出席しない。メットガラはメトロポリタン美術館の服飾部門、コスチューム・インスティテュートの運営資金を集めるために毎年開かれるチャリティイベントで、きらびやかなファッションに身を包んだ各界のセレブが多数参集する。

記事によれば、「ニューヨーク市長は毎年、メトロポリタン美術館からこの豪華なイベントに招待されるのが通例だ。しかし34歳のマムダニ市長は、コンデナスト社のアナ・ウィンターや著名なゲストが集まる5月4日のイベントには参加しない」という。消息筋とされる人物は、「彼は来ません。来るとしたら愚かなことですが……そんなことを想像できますか? 彼が信条とする全てのことに反するのですから」と述べている。

なお、4月16日にはニューヨークのローカルメディア「ヘルゲート」が、マムダニ市長への短いインタビューでメットガラに参加しないことを確認。ニューヨーク・タイムズ紙もそのことを伝えた

マムダニとドゥワジがファッションの信奉者であることは、エッジが効いて洗練された彼らの服装のセンスに表れている。マムダニが着ていたカーハートのオーダーメイドジャケットや、ドゥワジのバレンシアガのヴィンテージコートを見れば一目瞭然だ。しかし、ページシックスの記事が指摘するように、今年のメットガラのメインスポンサーはジェフ・ベゾスとローレン・サンチェス夫妻。つまり、「億万長者は存在すべきではない」とするマムダニの主張とは対極にある2人なのだ。

ちなみに、前市長のエリック・アダムスは2022年のメットガラに出席し(パーティ好きのアダムスなら不思議はない)、アダムスの前の市長、ビル・デブラシオも2021年に姿を見せている。

メットガラのチェアパーソンで、ヴォーグ誌の編集長を長年務めたアナ・ウィンターはドゥワジについて、「ニューヨーク市の新しいファーストレディには心から感服しています。彼女はとてもクールで、たくさんのヴィンテージの服を着こなしているからです。若々しくモダンでありながら、完全に自分らしさを保っています」と語っている。

今年のガラのチェアパーソンは、ウィンターのほか、ビヨンセ、ニコール・キッドマン、ヴィーナス・ウィリアムズ。また、アンソニー・ヴァカレロとゾーイ・クラヴィッツが共同チェアを務めるガラ・ホスト委員会のメンバーには、サブリナ・カーペンター、ドージャ・キャット、グウェンドリン・クリスティー、アレックス・コンサニ、ミスティ・コープランドら、ファッション界やエンタメ界の著名人が名を連ねる。

なお、5月4日の夜に行われるメットガラに続き、5月10日にはメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートの特別展「コスチューム・アート」が開幕。同展は2027年1月10日まで開催される。(翻訳:石井佳子)

from ARTnews

あわせて読みたい