ルメール、陶芸家アニー・フールマノワールの彫刻作品を再解釈したルームフレグランスを発表

フランスのファッションブランド、ルメール(LEMAIRE)が、彫刻的オブジェに香りを組み合わせたコレクション「Objets Senteur(オブジェ・サントゥール)」を発表した。パリ、東京、ソウル、上海、北京の旗艦店などで展開される。

ルメールの新ホームフレグランスコレクション「Objets Senteur(オブジェ・サントゥール)」より、アニー・フールマノワールの造形を再解釈した「Pomme」(3サイズ展開)。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK

フランスのファッションブランド、ルメール(LEMAIRE)が、粘土、木材、布といった素材で構成された5種類のオブジェに香りを組み合わせたコレクション「Objets Senteur(オブジェ・サントゥール)」を発表した。

本コレクションは、いずれも香料を滴下して使用する仕様で、時間の経過とともに香りを補充しながら使うことができる。リネン製のブレード「Tresse」、シダー材の「Wood Link」、ラベンダーの香りを含ませたクッション「Lavender Cushion」と並んで展開されるのは、2024年に逝去したフランスの陶芸家、アニー・フールマノワールのエステートとの協働により制作されたセラミック製の「Pomme」と「Emboîtage」だ。

リネン製の「Tresse」。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK
リネン製の「Tresse」。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK
シダー材を用いた「Wood Link」。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK

フールマノワールの造形を現代のプロダクトへ

1931年生まれのフールマノワールは、言語学と民族学を学んだ後に陶芸へと転向し、50年以上にわたり制作を続けた作家だ。彼女は、器と彫刻のあいだを往還するようなフォルムを通じて、形態、質感、釉薬の関係性を探求してきた。その丸みを帯びた有機的なフォルムや、土の粒子を感じさせる表面処理は、視覚だけでなく触覚的な認識を強く喚起する。

ルメールは今回、このフールマノワールの作品世界を再解釈し、現代の生活空間に組み込まれるプロダクトとして再構成した。「Pomme」ではシャモットクレイを用いた塊状のフォルムが、「Emboîtage」では入れ子状の構造が採用され、いずれも彫刻としての自律性を保ちながら、香りを媒介とする用途が付与されている。

アニー・フールマノワールの造形を再解釈した「Pomme」。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK
同じくフールマノワールの造形を再解釈した「Emboîtage」は、入れ子状のデザイン。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK
「Emboîtage」。Photo: TANYA AND ZHENYA POSTERNAK

これら彫刻的オブジェにフレグランス商品としての機能を付加した「オブジェ・サントゥール」は、パリのエルゼヴィール店およびプラス・デ・ヴォージュ店をはじめ、ソウル、東京(恵比寿)、上海、北京のルメール直営店のほか、一部セレクトショップで取り扱われる。

問い合わせ先:エドストローム オフィス(Tel. 03-6427-5901)

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