アートとF1を満喫! 最高3300万円、超富裕層向け「洋上アートホテル」がモナコで開業

モナコ湾で6月5日、メガヨットを舞台にした「フローティング・アート・ホテル(The Floating Art Hotel)」が始動した。船内では、マリーナ・アブラモヴィッチロバート・ロンゴら30人超のアーティストによる展覧会「States of Motion」を開催。宿泊費にはF1プレミアム観戦も含まれる。

6月5日に開業したフローティング・アート・ホテル。Photo: Instagram/thefloatingart.hotel

全長72メートルのスーパーヨットを舞台にした移動式アートホテルフローティング・アート・ホテル(The Floating Art Hotel)」が、6月5日から7日にかけて開催されるモナコ・グランプリにあわせて開業したと、Artsyが報じた。

期間中、ホテルはモナコ湾に停泊。船内各所とヨット中央に位置する350平方メートルのサンデッキを会場に、こけら落としとなる展覧会「States of Motion」が開催されている。マリーナ・アブラモヴィッチロバート・ロンゴトマス・サラセーノアレクサンダー・カルダー、アナ・マリア・カバジェロら30人超のアーティストが参加し、「動き」を単なるスペクタクルとしてではなく、時間や抽象性、物質によって形づくられる「生きることの条件」として捉え直す。

ヨットには14のスイートルームが設けられ、Luxe-infinityによると、宿泊料金は6万〜18万ユーロ(約1100万〜3300万円)。料金には展覧会のプライベート・アートツアーに加え、現代アート界のキーパーソンやコレクター、起業家らが集う交流会への参加、ウェルネス・トリートメント、専用送迎サービス、F1レースのプレミアム観戦体験などが含まれている。

非宿泊客向けには、3000ユーロ(約56万円)のアクセスパスも用意されている。プライベート・アートツアーや交流会への参加のほか、ミシュラン2つ星シェフによるランチ、オープンバーの利用、F1モナコ市街地コースのサン・デヴォート・コーナーを望むプライベートテラスへの入場などが含まれる。

フローティング・アート・ホテルを立ち上げたのは、これまでケリング、アクネ ストゥディオズ、バレンシアガナイキなどのプロジェクトに携わってきたクリエイティブスタジオ「Meaning Production」創設者のガエル・ジョネイ・カレンディーニ。彼女は世界的ブランドとの仕事を重ねるなかで、現代アート、洗練されたホスピタリティ、そして人々の有意義な出会いを融合した場が存在しないことに気づいたという。同ホテルの構想について、Artsyに次のように語っている。

「私はラグジュアリーブランドのために何年もキャンペーンを制作してきました。そのなかで考え続けていたのは、これほどの創造力と労力を、人々を本当に結びつけるものに注いだらどうなるだろう、ということでした。アート、スポーツ、海——そして人々が同じ空間に集うこと。そこから魔法が生まれるのです」

モナコでの3日間の営業を終えた後は、アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ(2026年12月)、アート・バーゼル香港(2027年3月)、フリーズ・アブダビなど主要な国際アートイベントと連動しながら、マイアミ香港アブダビへと展開していく予定だ。

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