レゴでクリムト傑作《接吻》を立体的に再現! 絵画シリーズ最大級の4000ピースを使用

レゴグループは、ウィーンのベルヴェデーレ美術館と提携し、グスタフ・クリムト(1862-1918)の代表作《接吻》(1907-08)を再現した4000ピースのレゴセットを発売する。原作の色彩や装飾性を細部まで再現した立体的なデザインが特徴だ。

レゴより発売される、レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》。Photo: Courtesy LEGO Group

レゴグループは、ウィーンのベルヴェデーレ美術館と提携し、グスタフ・クリムトの《接吻》(1907-08)をモチーフにしたレゴセット「レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》」を8月1日に発売すると発表した

このセットは絵画をモチーフにしたシリーズでは最大級の4000ピースで、対象年齢は18歳以上。レゴ版《接吻》が原作と大きく異なるのは、立体作品として制作されている点だ。組み立てでは絵画の各セクションにブロックを積み重ねていくため、完成品には原作にはない奥行きが生まれる。また、紙の組み立て説明書に加え、アプリ「LEGO Builder」ではインタラクティブな3D説明書も利用できる。

プレスリリースによると、このセットはベルヴェデーレ美術館で19〜20世紀美術を担当するキュレーター、シュテファニー・アウアーと、レゴのマスター・モデル・デザイナー、ミラン・マッジが緊密に協力して制作した。重ねられた質感や精緻なディテールによってクリムトならではの作風を忠実に再現するとともに、クリムト作品やウィーン分離派を特徴づける情感や装飾性、輝くような色彩を目指したという。

また発表では、「レゴブロックで新たに表現されたこの作品は、アートとデザイン、そして没入感のある創作体験を融合させたもの」だと説明している。アウアーとマッジは、8月1日に配信されるレゴの公式ポッドキャストで、今回のコラボレーションについて語る予定だ。

レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》 Photo: Courtesy LEGO Group
レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》制作イメージ。 Photo: Courtesy LEGO Group
レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》 Photo: Courtesy LEGO Group
レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》 Photo: Courtesy LEGO Group
レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》パッケージ。 Photo: Courtesy LEGO Group

今作についてアウアーは、リリースで次のように語った。

「クリムトの《接吻》をレゴ・アートシリーズとして再現するプロジェクトでキュレーターを務められたことは、一生に一度の貴重な経験でした。ミラン・マッジとともに、グスタフ・クリムトの象徴表現や装飾性、制作技法について、また、それらをどのようにレゴブロックで表現できるかを何度も議論しました。作品の特徴である平面的な表現や構図も、原作の精神を損なわないことを第一に考えながら、細部まで丁寧にレゴブロックへと落とし込みました」

レゴ版では寸法も変更されている。原作は縦横1メートル80センチの正方形だが、レゴ版は縦60センチ、横54センチ、厚さ4センチに縮小された。背面には壁掛け用のフックが内蔵されており、完成後はそのまま壁に飾ることができる。

レゴはこれまでも名画をモチーフにしたセットを発売してきた。過去には、ニューヨークのメトロポリタン美術館共同で制作したクロード・モネ《睡蓮の池に架かる橋》(1898)や、アムステルダムのゴッホ美術館の協力によるフィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》(1889)のセットを発売。一方、レオナルド・ダ・ヴィンチモナリザ》(1503-06頃)、ロバート・インディアナ《LOVE》(1965)、葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》(1831)をモチーフにしたセットは、美術館などの文化機関との提携なしに制作された。

マッジは《接吻》をレゴで再現するうえでの挑戦について、リリースで次のように語っている。

「同作をレゴブロックで再現することは、特別な創作上の挑戦でした。作品の豊かな質感や金色の色調、精緻なディテールを表現しながら、原作の魅力を損なわないようにする必要があったからです。金色のレゴパーツと特別にデザインした装飾パーツを組み合わせることで、《接吻》ならではの色合いや質感を再現し、その卓越した美しさを楽しみながら組み立てられる作品に仕上げました」

「レゴ®アート グスタフ・クリムト《接吻》」の価格は5万2980円。日本では8月4日(レゴInsidersメンバーは8月1日)から、レゴ公式オンラインストアやレゴストアなどで販売される。(翻訳:編集部)

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