約500人がヌードで参加! スペンサー・チュニックの最新作に地元司教「問題なし」
7月26日、スペイン・カナリア諸島で大規模な集団ヌードインスタレーションと撮影が行われた。参加したボランティアたちは、レインボーカラーに白、ピンク、黒、茶色を加えた11色を全身に塗って撮影に臨んだ。

過去数十年、世界各地で集団ヌードインスタレーションと撮影を展開してきた写真家のスペンサー・チュニックが、7月26日にスペイン・カナリア諸島グラン・カナリア島の中心都市ラス・パルマスで最新のイベントを実施した。これは、同地で毎年開催される「カルチャー&ビジネス・プライド2026」(LGBTQI+の文化や権利、ビジネスに関連した国際フェスティバル)の一環として企画されたものだ。
スペインのエル・パイス紙によると、《Gran Spectrum(グラン・スペクトラム)》と題された1日限りの集団ヌード撮影には、約400~500人のボランティアが集まった。従来は、ある1つの色を全身に塗った参加者、あるいはペイントなしの状態の参加者でインスタレーションが行われてきたが、今回はプライド・フラッグの虹の7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)に、白、ピンク、黒、茶色を加えた11色が用いられている。
インスタレーションは、ラス・パルマスの中心部にある16世紀のローマ・カトリック教会、サンタ・アナ大聖堂前の大きな公共広場で実施された。早朝だったこともあり、現場にいたのはチュニックと制作チームだけで、見物客の姿はなかった。
大聖堂の目の前でプライド・フラッグをモチーフにした集団ヌードアクションが繰り広げられることに、カナリア諸島教区のホセ・マスエロス司教は難色を示したのではと思うかもしれない。しかし司教は動じる様子もなく、エル・パイス紙にこう語っている。
「何の問題もありません。ビーチに行けば裸の体を目にすることだってあるでしょう?」
チュニックは、自身の拠点で、公共の場におけるヌード撮影を初めて試みた地であるニューヨークをはじめ、バルセロナ、ミュンヘン、リヨン、ケープタウン、シドニー、モスクワから死海に至る世界各地で100回以上の集団ヌード撮影を企画・実施してきた。最大規模となったのは2007年にメキシコシティで行われたプロジェクトで、同市の中心にあるソカロ広場には約1万8000人ものヌードの参加者が集まった。(翻訳:石井佳子)
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