奈良美智、約10年ぶりにNY大規模個展へ。デイヴィッド・ツヴィルナー2拠点で新作と初期作を展示
昨秋にデイヴィッド・ツヴィルナーへ所属した奈良美智が、同ギャラリーで初となる個展をニューヨーク・チェルシーの2会場で開催する。会期は10月29日から12月12日まで。
デイヴィッド・ツヴィルナーは今秋、昨年の秋に所属作家となった奈良美智の同ギャラリーでは初となる個展を開催する。会場となるのは、マンハッタン・チェルシー地区19丁目と20丁目にある2つのギャラリー。奈良の約10年ぶりとなるニューヨークでの大規模個展とうたわれる本展は、10月29日に開幕し、12月12日まで開催される予定だ。
奈良はそれまで所属していたペース・ギャラリーおよびブラムを離れ、ツヴィルナーに所属した。その際、奈良は次のようにコメントしている。
「生まれ育った場所は違っても、同じ世代であり、ともに生きてきた時代──そのサブカルチャーも含めた精神を共有するギャラリストのもとで、これから制作する作品を発表できることを幸運に思っています」
本展では、新作の絵画とドローイングに加え、近年の彫刻作品、そして奈良自身が選んだ初期作品が展示される。プレスリリースでは、「1980年代の代表的な作品と2026年の絵画作品をあわせて紹介することで、本展は奈良美智が生み出してきた唯一無二の“分身”の、最新の展開を明らかにする」と説明されている。
20丁目のギャラリーでは絵画とドローイングを展示し、19丁目のギャラリーでは、奈良が手のひらサイズのブロンズ彫刻を拡大制作した「彫刻的拡大(sculptural enlargements)」シリーズ(2024年)の13点を紹介する。これらについてギャラリーは、「白いウレタン塗料でコーティングされたマットな表面は、一見すると柔らかな質感を思わせる。この大規模なブロンズの頭部は、奈良が子どもの頃、豪雪によって生まれる冬の『樹氷(スノーモンスター)』として親しんだ風景を想起させる」と紹介している。(翻訳:編集部)
