世界の美術館の所蔵作品約630万点を掲載。世界最大級のアート検索エンジン「The Last Museum」とは?
2026年7月、世界各地の美術館が所蔵する約630万点の作品を横断検索できる「The Last Museum」が公開された。作家名や作品名だけでなく、テーマや作風、モチーフ、雰囲気などから作品を探せる世界最大級のアート検索エンジンとして注目を集めている。

「The Last Museum」は、世界中の美術館が公開している約630万点の収蔵作品の画像をインデックス化している検索エンジンだ。ここで扱われているのは、3679館にものぼる美術館、約27万人のアーティスト、304の地域・文化圏にまたがる作品画像で、アーティスト名や作品名だけでなく、テーマや作風、モチーフ、雰囲気などをフリーワードで入力して検索できるという。
検索ワードの例として同サイトで紹介されているのは、「プロパガンダポスター」「幾何学的な抽象画」「鳥を描いた日本の木版画」「シュールな夢」など。さらに、「概要」ページの冒頭には、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートが所蔵する、トーマス・コールの《The Voyage of Life: Youth》(1842)が掲載されている。
アートメディアのColossalが報じているように、このサイトに掲載されている作品の多くはパブリックドメインだ。一方、著作権で保護されている作品画像については、検索エンジンおよびリファレンスツールとしての利用であり、教育・学術・非商用目的に当たることなどから、フェアユースの範囲内で掲載しているとの見解を示している。
サイト側の説明では、メトロポリタン美術館や大英博物館、アムステルダム国立美術館など、世界各地の主要美術館からデータを収集しており、紀元前3000年から現代までの作品を網羅している。なお、同サイトの概要ページでは、「いかなる美術館やギャラリーとも提携しておらず、画像の所有権も有していない」と説明されており、すべての作品画像には元の提供元へのリンクが設けられている。また、著作権上の問題がある場合には連絡するよう注意喚起されている。(翻訳:編集部)
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