豪雨でウフィツィ美術館が浸水──カラヴァッジョ《バッカス》の展示ケースにも水、作品は被害免れる

イタリアフィレンツェを襲った豪雨で、ウフィツィ美術館カラヴァッジョ《バッカス》(1598頃)の展示ケースに雨水がかかった。作品に損傷は確認されていないが、同じ美術館群に属するピッティ宮殿でも雨水が入り込み、一部の展示エリアが閉鎖された。

ウフィツィ美術館に収蔵されるカラヴァッジョ《バッカス》(1598頃)。Photo: Courtesy Uffizi Gallery

イタリアフィレンツェで9月17日、1時間に45ミリを超える豪雨が降り、同じウフィツィ美術館群に属するウフィツィ美術館とピッティ宮殿に雨水が入り込んだ。Euronewsが報じた。

同館の発表によると、カラヴァッジョの《バッカス》(1598頃)など絵画7点を展示する部屋で、天窓付近から雨水が浸入した。雨水は《バッカス》を保護する展示ケースにかかったが、調査の結果、いずれの作品にも損傷は確認されなかったという。同室は翌18日の開館時から通常どおり公開された。

一方、イタリア紙Corriere della Seraは、来館者の目には《バッカス》のケースが曇り、長い水の筋が走っているように見えたと報じている。美術館は安全確認のため作品を一時的に展示室から運び出し、その後、展示ケースが空の状態で同室を再開したという。

ウフィツィ美術館の建物は、16世紀半ばにコジモ1世・デ・メディチが発注し、芸術家で著述家のジョルジョ・ヴァザーリが設計した。フィレンツェの行政・司法機関として使われ、現在は古代から18世紀までの作品を中心に所蔵する、同市を代表する美術館となっている。

ピッティ宮殿内のパラティーナ美術館と近代美術館にも雨水が入り込み、一部の展示エリアが閉鎖された。宮殿内に雨水が浸入した経路は、明らかになっていない。(翻訳:編集部)

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