歴史的干ばつで古城の湖から「200年前の剣」が姿を現す──柄にはライオン、来歴は謎

深刻な干ばつで水位が低下したイングランドの古城の湖から、約200年前のものとみられるが発見された。湖畔で倒木を片付けていたボランティアチームが偶然見つけたという。

チディングストーン城の湖で見つかった剣。Photo: Facebook/Chiddingstone Castle

8月6日、イングランド南東部ケント州にあるチディングストーン城の湖から、約200年前のものとみられるが見つかった。BBCが伝えた。

発見したのは、城の管理に携わるボランティアチームだ。イングランドでは、今年7月の降雨量が観測を開始した1836年以来最少となり、ケント州でも深刻な乾燥が続いていた。城の湖も水位が大幅に低下。チームが湖畔の倒木を片付けていたところ、水面から突き出た刀身を発見した。

湾曲した刀身は刃こぼれし、全体がさびに覆われていた。金めっきが施された柄は真鍮製とみられ、鼻輪を通したライオンの装飾があしらわれていた。しかし劣化が激しく、手に持つこともできないほどもろい状態だという。

チディングストーン城の湖で見つかった剣。Photo: Facebook/Chiddingstone Castle
チディングストーン城。Photo: Wikimedia commons
チディングストーン城の湖。Photo: Wikimedia commons

剣が湖に沈んだ経緯は分かっておらず、いくつかの可能性が指摘されている。HeritageDailyによると、城の最後の個人所有者だったデニス・エア・バウアーは、剣の収集家として知られていた。一方、同城の学芸員ナオミ・コリックはBBCの取材に対し、19世紀初頭に軍楽隊員が使用していた剣の可能性があるとしつつも、次のように説明した。

「剣は1800年代以降のどこかの時点で湖に入ったと考えられます。たとえば、第2次世界大戦中にここへ駐屯していた兵士の持ち物だった可能性もあります。あるいは、19世紀にこの地に住んでいたストリートフィールド家に由来するのかもしれません。今後検証すべき説はいくつもあります」

剣は現在、年代や来歴を特定するための調査が進められている。

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