デイヴィッド・ホックニー展が約30万人を動員。サーペンタイン史上最多を記録

今年6月に88歳で死去したデイヴィッド・ホックニーによる、サーペンタイン・ノースでの展覧会に約30万人が訪れた。56年に及ぶサーペンタインの歴史で過去最多の来場者数を記録した。

Installation view of David Hockney's exhibition "A Year in Normandie and Some Other Thoughts about Painting," 2026, at Serpentine North Gallery in London, England. ©David Hockney. Courtesy Serpentine/David Hockney. Photo George Darrell.
サーペンタイン・ノースで開催された「A Year in Normandie and Some Other Thoughts about Painting」展示風景。Photo: ©David Hockney. Courtesy Serpentine/David Hockney. Photo George Darrell

3月12日から8月23日までロンドンのサーペンタイン・ノースで開催されたデイヴィッド・ホックニーの展覧会「A Year in Normandie and Some Other Thoughts about Painting」が約30万人を動員し、56年に及ぶサーペンタインの歴史の中で、最も多くの来場者を集めた展覧会となった。同展は入場無料。ホックニーは会期中の6月11日に88歳で死去した

サーペンタインでの初開催となったホックニー展にあわせて、庭園には大規模なプリント作品《A Year in Normandie》を設置。本作品は9月20日まで展示されている。

サーペンタインのCEO、ベッティーナ・コレックは、「デイヴィッド・ホックニーの作品は、私たちに立ち止まり、じっくりと目を凝らし、自分たちを取り巻く世界と再びつながるよう促します」とコメントし、こう続けた。

「今年、サーペンタイン・ノースで《A Year in Normandie》を新作絵画とともに紹介したことは、アーティストと観客の間に新たなつながりを生み出すという私たちの信念を反映したものです。公園の中で、誰もが自由にこれらの作品に触れられる機会を提供し、多くの来場者を迎えられたことを嬉しく思います」

《A Year in Normandie》(2020–21)は全長300フィート(約91メートル)の作品で、本展では、5点の静物画と肖像画からなる新作とともに紹介された。展覧会開催時に発表された声明で、ホックニーは次のように語っている。

「私は常に、『芸術は深い喜びをもたらすものであるべきだ』と信じてきました。いつでも、どこにでも、途方もない量の苦しみがあります。しかし私は、絶望がもたらす不毛さを乗り越え、和らげることが、アーティストとしての自分の務めだと考えています。新しい見方は、新しい感じ方を意味します。私は、絵画には世界を変える力があると信じています」

(翻訳:編集部)

from ARTnews

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